【Ingress情報局・TAPPLI支部】#Abaddon沖縄決着! 広域戦はRESが制するも、圧倒的な差でENLの勝利!!

◆XMアノマリー・アバドン全行程終了。沖縄はEnlightenedが勝利、全体ではResistance勝利という結果に

 世界各地で転戦してきた大規模イベント、XMアノマリー・アバドンが終了しました。
 沖縄の現地での様子については、TAPPLI編集部の現地レポートをご覧ください。
http://tappli.org/sp/column-detail.php?id=1046

 私は今回現地に参加せず、チームオペレーターとして自宅から遠隔支援で参加しました。Intel Map上での両軍の動きと結果をまとめてみたいと思います。

デスク
▲当日の私のデスク。複数台のPCで現地の様子の確認と作戦本部との連携、スマホ、タブレットで現地と情報を共有していました。連絡手段はIngressではよく使われているハングアウトだけではなく、PCやスマホでもさまざまなツールが使われています。

 前日遅くまで資料確認と作戦会議、当日は朝8時からPCを使ってIntel Mapとにらめっこしつつ、自分が指示するチームメンバーと作戦の確認や、現地の動きの指示出しなどを行ないました。計測時間だけでなくその前後の時間もずーっとさまざまなやり取りを行ない、気が付いたらもう終わっていた、という感じです。私個人としてはいろいろ得たものも多い良い経験でした。

◆地上戦はEnlightenedの圧勝

 Intel Mapを眺めているだけで、はっきりわかるウイルス耐性管理が各クラスターほぼすべてで行なわれていました。
「耐性管理」というのは、事前に目標となるポータルを1時間とちょっと前にウイルスを使用して相手陣営の属性にしておいて、作戦開始直前にすべてを再度ウイルスを使用して自陣営の再反転。そのまま防衛へ持っていくことです。ウイルスを使用すると、そのあと1時間は免疫効果がついてしまい、ウイルスを使用しても反転できません。そのため、自陣営が攻撃さえしなければ相手陣営も手が出せないため、優位に立って防衛できるというものです。

 今回のEnlightened陣営はほぼすべての計測エリアにおいて先行してこの耐性管理を行なっていました。計測時間直前に再反転、そのままキーを使ってリンク、コントロールフィールド(CF)の作成と進み、終始戦況をリード。ポータル支配率は圧倒的でした。

 ではResistanceはやられっぱなしであったかというと、そうでもなく、作戦で確保を予定していたところはきっちりと確保し、スーパーノヴァを作成していました。特に第2計測ではリンク、CFともに満点をとっています。ただし、Resitanceのスーパーノヴァはエリアの端で作られて、そこからクラスターの外へリンクする形をとっていたため、リンクとCFの得点はとれたものの、クラスター内のポータル支配率を上げることができず、それがそのまま差となってしまったように思います。

intel1
▲第1計測時間開始30分前の様子。すでにスーパーノヴァが形成されています。

intel2
▲第2計測時間終了間際。川沿いに多重CFを含めたResistanceのスーパーノヴァがありますが、対象エリアの殆どがEnlightenedの支配下です。

◆広域戦はResistanceが圧倒

 日本のアノマリーといえばBAF(BIG ASS Field・馬鹿でかいCF)が恒例になっています。アノマリーでは毎回毎回日本が沈み、風物詩になってきましたが、今回もBAFをめぐるさまざまな戦いが行なわれていました。

ガードリンク
▲当日朝の様子。Resistanceはサイパンを中心に日本の太平洋沿岸に妨害リンクを張って沖縄を囲われないようにしていました。特にサイパンからのリンクは2日前から張られていて、徹底した制空権確保を行なっていたようです。

BAF1
▲会場で受け付けが始まった8時半ごろ、沖縄を囲うことに成功。

BAF2
▲第4計測時間前の4時50分ごろ、再び沖縄を囲うことに成功。そのまま計測へ突入しました。このCFによる加点でも現地はEnlightenedが圧倒しました。

 当然Enlightened側も何もしていなかったわけではなく、日本各地でのリンクカットはもちろん、途中グアムから千葉へのリンクを成立させたように、スキを見て沖縄を覆うことを狙っていたようです。また日本海側はほぼEnlightenedが支配しきって、日本全体を覆うことはできないようにしていました。

 今回の広域戦では今回は最初から最後までResistanceが制した形となりました。ただ、現地戦での圧倒的な差を埋めることはできませんでした。

◆GORUCKは二勝二敗の痛み分け

 アノマリー開催の中で一際異彩を放っていたのがGORUCK参加組です。両陣営合わせて200名程の方が参加されていたようです。さまざまな肉体的、知的なゲームを4回行なったようです。

その模様(GORUCKのGoogle+ページ)
https://plus.google.com/events/gallery/cq9po331h5cur6ceoavlvmbpb2s

GORUCK

公式結果
https://plus.google.com/u/0/+Ingress/posts/SAEJdSGZDsD

 戦績はそれぞれ二勝二敗となり、勝者側にはボラタイルポータルのすべての情報が優先的に開示されました。この情報の有無はかなり大きな差となったようです。

 GORUCKに参加されたエージェントのみなさんはかなり体を張って頑張られたようで、スキャナーを見る時間はほとんどなかったそうです。普段とはまったく違うIngressを楽しまれたようで、お疲れ様でした。

◆アノマリー総合結果はResistance勝利。両陣営のTOPが相手陣営に確保される事態に

公式最終結果
https://plus.google.com/+Ingress/posts/1Z2vYsbMW7T

Resistance 13……フラッシュシャード3勝(3点) XMアノマリー3勝(10点)
Enlightened 12……フラッシュシャード戦1勝(1点) XMアノマリー1勝(11点)

 ということで、13対12でアバドン全体としてはResitanceが4連勝となりました。日本の結果とまるで逆ですね。

 今回は各アノマリーの結果によってストーリー上の関係者の確保という展開があったのですが、沖縄戦の結果により、EnlightenedのリーダーのJARVISがResitanceの手に、ResistanceのリーダーADAがEnlightenedに確保されるという異常事態になりました。今後のストーリーはどんな展開になっていくのか、次のアノマリーはいつどこで開催されるのか、気になるところです。