株式会社スクウェア・エニックス（以下、スクエニ）は、1993年に発売されて以来、累計販売本数100万本を超える人気ロールプレイングゲーム『ロマンシング サガ2（以下、ロマサガ2）』が、iOS／Android／PlayStation(R)Vita向けに配信されることが決定！
また、サガシリーズの新たなコラボレーションも同時発表。今回は株式会社信濃屋食品のスコッチウイスキーとのコラボレーションで、サガの創世記、中期、未来を象徴したシリーズ絵をデザインラベルにあしらった商品が発売される。
佐賀県をはじめ、様々な異色コラボレーションを行なってきたある意味サガシリーズらしい企画で、その発表会が12月15日（火）に銀座B.E.HOUSEにて開催された。
▲左から、プロデューサー市川氏、信濃屋食品 北梶氏、サガシリーズ生みの親である河津氏、スクウェア・エニックス・ホールディングス専務執行役員橋本氏。
会場にはサガシリーズに関わってきたメンバーを中心に、こだわりのモルトウイスキーで定評のある信濃屋食品の北梶氏も登場。普段からウイスキーを嗜む市川氏から提案があって、今回のコラボレーションが実現したとのことだが「ウイスキーの販売に携わっていて、幼い頃に遊んでいたゲームとコラボレーションをすることになるとは思わなかった」と、当初の驚きを語ってくれた。
▲発売されるウイスキーは3種類。左から華やかな香りとフルーティーな味わいが楽しめる「イスカンダール」。サガシリーズ25周年を記念した25年物のスコッチウイスキー「ジェラール」。新作『サガ スカーレット グレイス』のキャラクターの名を冠した「ファイヤーブリンガー」。
当日は試飲スペースも設けられ、ウイスキーは素人の筆者も一通りいただいたが、「ジェラール」はまさに凝縮された香りと味わいが楽しめる純度の高さを感じる味。「イスカンダール」は、後味のさわやかなフルーティーな香りが印象的。「ファイヤーブリンガー」は芳醇な香りとスモーキーな口当たり、辛みを感じるパンチのある後味に特徴を感じた。
北梶氏にこれらのコラボウイスキーの飲み方についてうかがってみたところ、「最初はぜひストレートで香りと味を楽しんでいただきたいと思いますが、あとは度数を調整したり、お好みで飲んでいただければ」ということだ。
コラボウイスキーは、ボトルでの販売の他、各地のバーでも楽しめるよう調整中だという。詳しくは続報を待とう。
また会場では、完成度80％といわれる『ロマサガ2』のプレイ風景も披露。
ドット絵をはじめ、オリジナル版のイメージを保ちながらも、背景やバトルのグラフィックを一新。2010年に発売されたモバイル版『ロマサガ2』で追加されたクラスや、オリジナルダンジョンの要素も盛り込み、どこでもプレイできるようなお手軽感も実現されているという。
市川氏いわく「こちらは暖かくなる前には……」とのことで、2016年早々のリリースが期待できそうだ。
この日はもうひとつ「サガオケ！ The Orchestral Saga -Legend of Music-」についての発表もあった。これはサガシリーズの人気のある楽曲をフルオーケストラの生演奏で収録したもの。2016年春にリリース予定とのこと。ファンは楽しみにしていて欲しい。
▲楽曲の収録風景も写真で公開。ステージ奥にある壁のようなパイプオルガンも組み込まれた。
▲ロマサガシリーズの楽曲を手がけた伊藤賢治氏も監修として参加。
