幕張メッセで開催されている闘会議2016。ここではゲーム大会の祭典ともいえる闘会議GPのステージから、開催前より注目されていた『モンスターギア(以下、モンギア)』の大会の様子をお伝えしよう。
▲決勝大会のステージに登場した『モンギア』の猛者たち。8チームによるトーナメント戦で日本一が決まる。
「モンスターギア ブキバッカ王国 ハンター選手権2016」と銘うたれた今大会は、優勝賞金1000万円、賞金総額2000万円という日本国内のゲーム大会では、めったに見られない高額賞金で注目されていた。
全国各地で開かれた予選(個人戦)を勝ち抜いた8名のプレイヤーが代表者となり、4人チームを結成して闘会議2016会場の決勝大会に挑む。決勝出場チームは、予選大会の勝者である代表者が、予選大会の会場で競いあった上位プレイヤーたちをチームメンバーにスカウトして、各地域のドリームチームで臨んだところが多かったようだ。
▲決勝大会のトーナメント表。この勝者が『モンギア』初の日本一となる。
決勝進出チームの代表者たちが、ステージ上で組み合わせ抽選を行ったあと、中村プロデューサーによる開幕の挨拶によりいよいよ開幕!
決勝大会のルールは、ボスクラスのモンスターが連続して登場する決勝クエストA・Bという高難易度クエストのタイムアタック戦。1回戦、準決勝が1試合、決勝戦は2試合を行いクリアタイムが早かったチームの勝利となる。
▲緊張した面持ちの中村プロデューサーの開幕宣言で戦いの火ぶたが切っておとされた。
強敵が登場する高難易度クエストにもかかわらず、1回戦から溶かすようにモンスターを撃破していく決勝進出者たち。そのガードや戦術の巧みさに会場からはどよめきが上がり、決勝大会進出者たちのレベルの高さがうかがえた。
▲さすがに全国の予選を突破した猛者たち。息の合った攻撃とガードは見ていて気持ちがいい。
1回戦、準決勝とハイレベルな僅差の勝負を勝ち抜き、決勝までコマを進めたのはGear-Sevenと悶戯屋の2チーム。決勝戦は、決勝クエストAとBを順番にプレイして、そのトータルタイムで競わることになった。
▲1試合目は決勝クエストB。1体目のニョライがキーモンスター。カウンター攻撃への対処に各チームの工夫がみられた。
1試合目でアドバンテージを握ったのはGear-Seven。悶戯屋に10秒の差をつけたが、1ミスでひっくり返る僅差に会場も緊張感に包まれた。
そして、2試合目。先行の悶戯屋がほぼ思い通りの展開でプレイを進め、決勝クエストAのボス、ファラオに何もさせないで撃破して、プレッシャーをかける。ミスったら負け……。ステージ上で最後のミーティングを済ませGear-Sevenの最後の戦いがはじまった。
▲このプレッシャーのなかで、細かいガードや反撃チャンスを逃さないプレイを続けたGear-Seven。悶戯屋に勝るとも劣らない速さでファラオの撃破に成功する。
緊張感で張り詰めた会場に、どちらが勝ったかをはっきり断言できるものはいなかったが、結果はGear-Sevenの勝利。2試合目も10秒ほどの差をつけた完全勝利で全国優勝を果たした。
▲優勝で賞金1000万円を勝ち取ったGear-Sevenのメンバー。
大会を終えて、中村プロデューサーから「これだけの大きな舞台で試合を繰り広げたチーム(プレイヤーたち)に感動しました。こんな感動が味わえるなら第2回も開催しますよ。たぶん……。したいな……。できるように頑張ります!」と、第2回開催発表……とまではいかなかったものの前向きな決意表明があり、観客からも応援の声が。筆者も観戦者として純粋に楽しめたので、ぜひ第2回の開催に期待したい。
▲見応えのある試合に興奮! 第2回の開催の実現に頑張ると中村プロデューサー。
『モンギア』は、巨大モンスターを相手にしたバトルのテンポのよさ、攻撃や防御が画面を見ているだけでわかりやすいことから、タイムアタックのチーム戦のような魅せる競技として非常に向いているタイトルだと感じられた。この大会をきっかけに今後、ますます盛り上がっていくことにも期待したい。
『モンギア』決勝大会の動画はコチラ
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