◆概念はビリヤード。モンスターをひっぱり敵にぶつける
『モンスターストライク』がリリースされたのは2013年10月10日。そろそろ1周年になろうというものだが、リリース後すぐにブレイクしてからいまだ人気の衰えを知らない。
本作の遊びかたはクリア条件、操作方法ともに実にシンプル。メインモードであるクエストでは各ステージに敵モンスターが配置されており、これらを味方のモンスターたちを使って一掃するとそのステージはクリアとなる。
モンスターの飛ばしかたは、今や定番となった感のあるひっぱり。プレイヤーがモンスターを指でタッチし引っ張るとその逆方向に矢印が表示される。その後、指を離すとその矢印の方向にモンスターが弾き飛ばされる。敵モンスターに狙いを定め飛ばし、ぶつけることでダメージを与えられるようになっている。
さらに飛ばしたモンスターは壁や敵モンスターに当たると跳ね返るので、それを利用して複数の敵モンスターを攻撃できる。概念としてはビリヤードをイメージしてくれると非常にわかりやすい。
ベースはたったこれだけだが、敵モンスターに味方モンスターをぶつけても反射せず貫通していくタイプなどの特性や、自分のモンスター同士が触れると発動する特殊攻撃「友情コンボ」、複数ターンが経過することでプレイヤーが任意に発動できる必殺技「ストライクショット」など、使いどころをみつければより有利にプレイできるさまざまな要素がある。
◆モンスターを育成し、勝つためにその能力を知ろう
モンスターは一般的なスマートフォン用ゲームに見られる経験値とレベルによる成長、強力なモンスターに変身する「進化」などがあり、ステージクリア時に得られるモンスターや進化アイテムを合成させることでより強くすることが可能だ。
しかしただモンスターを成長させるだけではいずれステージがクリアできなくなってしまう。各ステージのマップ上には「ギミック」という罠が用意されていて、それにモンスターにが触れるとダメージを受けたり、移動スピードが落ちるなどしてしまうのだ。ほかにはボスモンスターをガードするといったギミックもあり、あらゆる手段でプレイヤーを妨害してくる。
モンスターにはこのギミックを無効化できる特殊な能力を持つものもいる。すべてのクエストを制覇したければ、あらゆる状況に対応できるようアンチ「ギミック」モンスターを複数揃える必要があるだろう。こうした戦略性の高さも本作品の魅力のひとつだ。
◆マルチプレイでモンスターやアイテムを大量ゲット!
ゲームを進めるうえでぜひ有効に活用してほしいのが「マルチプレイ」。このマルチプレイは通信機能を使い最大4人で遊べるモードで、一緒にいる友だちと盛り上がることができる。
「iPhone」の場合、BluetoothをONにすれば対戦可能になる。また「iOS/Android」モードを選択するとGPSを使ったデータ通信で、一緒にいる友だちと遊ぶことができる。
このマルチプレイではひとりで遊ぶ「ソロプレイ」と違い、クリア後の「ラック枠」でのアイテムやモンスターの入手機会が増える。このラック枠とは、モンスターのパラメーターのひとつである「ラック」が関係し、ラックが高いほどラック枠でのアイテム入手率が上がるというもの。4人でプレイすれば単純に4倍だ。
さらにラック枠以外にも、ゲーム内通貨「コイン」や、それぞれがステージ上でゲットしたアイテムやモンスターは、すべて加算され全員が等しくもらえるようになっているのだ。
マルチプレイをおすすめする理由はほかにもある。マルチプレイで初めて顔合わせをしたプレイヤーと遊ぶと、初顔合わせボーナスとしてレアガチャに使える「オーブ」がもらえる。このボーナスは100人までという制限はあるものの、最初の10人までは5個、11人~100人までは1個づつオーブがもらえ、トータルだと140個も手に入るのだ。
これを使って一定以上のレア度が保障される「金卵確定10連ガチャ」を引こう。これで強力なモンスターや、さまざまな「ギミック」に対応できるモンスターを揃えられる。このようにアイテム入手、モンスター入手の両面でソロプレイよりマルチプレイのほうが効率がよくなっている。
◆仲間とわいわいやる方がいいという独創性が光る
ひとりで遊ぶより複数人で遊んだほうがあらゆる面でプラスになるというシステムは、ほかのゲームにはみられない独自のものであり、『モンスターストライク』がここまで人気タイトルになった大きな要因だ。
もちろんマルチプレイはゲームプレイを有利に運ぶだけでなく、みんなと気軽に楽しめるというのも遊びやすさに繋がっている。CMで放送中の飲み屋でわいわいやっているシーンなどのように、メンバーが揃えば場所を選ばずどこでもプレイできるのも、スマートフォンのよさを活かしているといってもいいだろう。