任天堂株式会社の平成29年3月期の連結業績(平成28年4月1日~平成29年3月31日)が4月27日発表された。
決算短信〔日本基準〕(連結)については、売上高4890億9500万円(前年度比 +3.0%)、営業利益293億6200万円(前年度比 +10.7%)、経常利益503億6400万円(前年度比 +74.9%)、親会社株主に帰属する当期純利益は1025億7400万円(前年度比 +521.5%)となった(百万円未満切捨てで表記)。
経営成績の概況
3月3日に新しい家庭用据置型テレビゲーム機「Nintendo Switch」を全世界で発売し、好調な滑り出しをみせている。特に同時に発売した『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』は、世界中で大変人気を博し276万本(Wii U版を含め合計384万本)の販売を記録したほか、『1-2-Switch』も話題を集め、ハードウェアの販売台数は274万台、ソフトウェアの販売本数は546万本を売り上げた。
ニンテンドー3DSでは、全世界で11月に発売した『ポケットモンスター サン・ムーン』が話題を呼び、1,544万本の大ヒットを記録した。
スマホビジネスでは、マリオの新しいアクションゲームアプリ『スーパーマリオ ラン』のiOS版を12月に、Android版を3月に配信開始し、世界中のユーザーから大きな反響があった。2月は『ファイアーエムブレム ヒーローズ』を配信し、従来のファイアーエムブレムシリーズのファンの方だけでなく、これまでゲーム専用機で同シリーズを遊んだことのない方も含め多くの方に楽しまれている。
その他、11月に国内外で発売した「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ(日本版名称)」は各地で好評を博した。