【レビュー】制限時間40秒! ひとりで遊べるハイスピード新次元麻雀『雀神クロニクル ~神速バトル麻雀~』


 世界中で愛されており、筆者も月イチで徹夜に明け暮れているほど大好きな遊戯、麻雀。スマートフォンでもさまざまな麻雀ゲームがありますが、この『雀神クロニクル ~神速バトル麻雀~』は独自のアレンジで麻雀というゲームを別次元のゲームとして魅せてくれます。

◆40秒以内にテンパイしろ! 信じるものは運と己自身のみ!


 この『雀神クロニクル』、基本的には1対1のふたり麻雀で、従来の麻雀と同じく136牌をふたりで使うのですが、ツモ順や対戦相手の捨て牌という概念がなく、ひたすら自分でツモれます。もうとにかくツモりまくってあがりに向かって一直線! 捨て牌の概念がないので「ポン」や「チー」がないという、実際の麻雀だと夢のようなシチュエーション。しかしテンパイまでの制限時間は40秒以内。そして24回までしかツモれません! その間に自分の手を完成させてリーチに持っていくのです。

▲残り時間がもうないのに全然手ができていないダメな状況! めちゃくちゃ焦ります!


 リアルの麻雀では、対戦相手に迷惑がかからないよう早く牌を切っていくのがマナーですが、このゲームはそれ以上にスピードが求められるのでさらに焦る焦る! こめかみに銃を突きつけられて「40秒以内にテンパイしなければ殺される!」と脅されながら麻雀しているような気分にさえなります。じつはフリテンもないので、欲を出しすぎなければ従来の麻雀以上にテンパイにもっていきやすいでしょう。


 手が完成したらリーチ! 対戦相手もテンパイすればリーチ合戦となり、ここからは従来の麻雀のように交互にツモを繰り返します。あとは運を天に任せ対戦相手より先にあがるのを祈るのみ!

▲あがり牌がキター! ゲームらしく派手な演出が入ります。じつは、あがり点が大きいほど、この演出が派手だったりします。


 リアルでの牌を使った、ひとりで孤独に対戦相手もなしに黙々とただ手を作るだけのひとり麻雀をしたことがある人、実は結構いませんか? 筆者は初心者のころに練習がてらひとりでやっていた経験がありますが、『雀神クロニクル』はまさにそれをスマートフォンゲームに落とし込んだシステムなのです。ひとり麻雀をしている人同士が結果的に対戦をしているという意味では、画期的なアイデアではないでしょうか!

 また本作品は召喚した「雀神」を組み合わせてチームを作り、戦っていきます。各々の雀神は条件を満たせばあがり点をアップさせるスキルなどが発動し、ゲームが有利に。ただし、あくまでハイスピードで楽しめる麻雀そのものがメインであり、雀神はサポート的な役割となっているのが好印象です。

▲雀神のスキルが発動するとゲームが有利になります。「白虎」は満貫以上をあがれば得点が7%アップ!


◆麻雀の派生ゲームながら麻雀好きからも受け入れられる好アレンジ!

 1バトル3分前後で勝負がつくお手軽さですが、求められる集中力は従来の麻雀以上! 出先の空き時間などでサクッとできるので、このシステムはスマートフォンにうってつけ。従来の麻雀を野球に例えるなら、『雀神クロニクル』はバッティングの醍醐味を凝縮したホームラン競争とも言えます。

 麻雀好きが本作品をプレイすると「こんなの麻雀じゃねえ! 」と最初は思うかもしれませんが、次第に「これもありだな」と面白さを実感できるでしょう。瞬時に手を考え、牌を切る必要があるので、特に麻雀初心者~中級者一歩手前くらいの人は勉強のためにもオススメです!

▲バトルは2局のみ。東2まででなく、東1局、南1局のみ!


▲リーグバトルでは他のプレイヤーとランキングを争います。


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