ミクシィ、平成30年3月期第1四半期決算を発表。営業利益は202億900万円。

サービスの長期化を目指し、アプリ内外でイベントやアニメなどのユーザー還元施策を実施。

株式会社ミクシィは、平成30年3月期第1四半期決算を発表。売上高は482億2900万円(前年同四半期比1.9%増)、営業利益は202億900万円(前年同四半期比0.4%増)、経常利益は201億3000万円(前年同四半期比0.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は137億1300万円(前年同四半期比1.0%増)となった。

ミクシィ平成30年3月期第1四半期決算

経営成績に関する説明

エンターテインメント事業

ミクシィ平成30年3月期第1四半期エンターテイメント事業

エンターテインメント事業は、利用者数が2017年1月に全世界で4000万人を突破した『モンスターストライク』を主力としている。同作は、国内外でテレビCMや屋外広告等のプロモーション、eスポーツ促進を含むリアルイベントの実施、グッズの製作・販売、映画、人気アニメとのタイアップ、オリジナルアニメの配信や劇場版公開など、新規ユーザーの獲得を行っている。

ミクシィ平成30年3月期第1四半期モンスト利用者

既存ユーザーの期待に応えるためにサービスの長期化を目指し、「モンストミリオンくじ」「リアル版 超・獣神祭「十二支再競争」」といったユーザー還元施策を実施、「モンストアニメ」などゲーム以外の領域を確立した。

ミクシィ平成30年3月期第1四半期ユーザー施策

また、2017年5月にはグッズ販売などを行う常設店舗「XFLAG STORE SHIBUYA」を東京・渋谷、6月にはオンラインストア「XFLAG STORE」をオープンした。

新規タイトルに関しては、スマホアプリ『ファイトリーグ』を6月22日(木)にリリース。新たなサービスとして利益に貢献するよう発展を目指す。

以上の結果、エンターテインメント事業の売上高は449億8100万円(前年同四半期比2.2%増)、セグメント利益は210億8100万円(前年同四半期比1.2%減)となった。

メディアプラットフォーム事業

ミクシィ平成30年3月期第1四半期メディアプラットフォーム事業

チケットフリマサービス「チケットキャンプ」においては、2017年3月には登録会員数が300万人を突破するなど、流通総額および利用者数が順調に拡大。

家族向け写真・動画共有アプリ「家族アルバム みてね」に関しては、2017年1月には利用者が100万人を突破、2017年7月には英語対応を開始した。

以上の結果、メディアプラットフォーム事業の売上高は32億4700万円(前年同四半期比2.2%減)、セグメント利益は8億1700万円(前年同四半期比168.7%増)となった。

業績見通しついては、平成30年3月期第1四半期連結累計期間の実績や業績動向、今後のエンターテインメント事業とメディアプラットフォーム事業における不確定要素を踏まえ、2017年5月10日に公表した予想のままとしている。