営業利益が大幅な黒字転換を達成。スマホ向けゲーム『A3!』が好調に推移したことを受け、来期の業績予想を変更。
株式会社アエリアは、平成29年12月期第2四半期決算を8月14日(月)に発表。売上高は56億4200万円(前年同四半期比95.2%増)、営業利益は14億8000万円(前年同期2900万円の損益)、経常利益は14億9700万円(前年同期1100万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は8億9800万円(前年同期6600万円の損益)となった。
経営成績に関する説明
コア事業と位置付けるITサービス事業について安定した収益基盤を固めており、コンテンツ事業に関してもスマートフォン・タブレット等のモバイルコンテンツの開発事業及び配信・運営事業を強化。
また、子会社各社の強みを生かし、これまでのマス・マーケットからターゲット層を絞ったニッチ・マーケットでの基盤を作り展開してきた。
その結果、平成29年12月期連結累計期間の業績は、売上高56億4200万円(前年同期比95.2%増加)、営業利益14億8000万円(前年同期営業損失2900万円)、経常利益14億9700万円(前年同期経常利益1100万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益8億9800万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失6600万円)となった。
アエリアでは、M&Aを活用した事業基盤の強化や拡大を目指していくなか、各国の会計基準の差異にとらわれずに企業比較が可能なEBITDA(営業利益+減価償却費+のれん償却額)を経営指標として採用。
EBITDAは17億8412万円、のれん償却前四半期純利益(親会社株主に帰属する四半期純利益+のれん償却額)は9億6307万円となった。
各セグメントの業績は以下。
ITサービス事業
オンライン電子出版に特化したアフィリエイトプラットフォーム事業を行う株式会社ファーストペンギン、データサービス事業を行う株式会社エアネットが安定した収益を獲得。
その結果、売上高は19億5893万円(前年同期比0.9%減少)、営業利益は2億1178万円(前年同期比11.4%増加)となった。
コンテンツ事業
スマホ・タブレット向けゲームの開発・配信・運営、オンラインゲームの配信・運営、ドラマCDやボイスCD、キャラクターグッズの販売などを行っている。スマホ向けゲーム『A3!(エースリー)』の収益が好調に推移したことにより、売上高、営業利益とも増加。
以上の結果、売上高は37億3581万円(前年同期比292.1%増加)、営業利益は12億9043万円(前年同期は営業損失2億629万円)となった。
第3四半期以降の業績予想に関しては、スマホ向けゲーム『A3!』の収益が引き続き堅調に推移していくと予想し、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益のいずれも前回発表予想を上回る見込みとなり、業績予想の修正を発表。
業績予想の修正は以下。