ひとりでじっくり楽しめる! トランプを使ったソリティア頭脳パズル『トリプルジョーカー』


「ソリティア」というゲームジャンルをご存知だろうか? ルールに従ってクリアを目指す、ひとり遊びのトランプゲームやボードゲームのことだ。「クロンダイク」や「フリーセル」といったゲームを遊んだことがある人も多いだろう。

 昔から指先が不器用な筆者は、じっくりゆっくり考えながら遊べるソリティアが大好物。思考をめぐらしてパズルを解き明かすのがたまらなく快感なのだ。

 そんなソリティアの楽しさを取り入れたパズルゲームがこの『トリプルジョーカー』。トランプを使ったシンプルなルールで、プレイヤーの頭脳と運が試されるのだ!


◆ルールは簡単! 歯ごたえは充分!

 本作品の舞台は、とある魔女に乗っ取られた帝国。トランプによるゲームでステージをクリアしていくと、皇帝の妹であるフレデリカが反旗を翻す物語が展開していく。

 各ステージでプレイするゲームのルールのベースは、『Cool104』というトランプゲーム風になっている。ステージ開始時、プレイヤーには5枚の手札が配られ、この手札を1枚ずつ場に出していく。最初の1枚は何でも出せるが、次からは、場に出ているのとマークか数字が同じカードしか出すことができない。

 また、手札を1枚出すたびに、山札から1枚補充される。これを繰り返して、山札のカードをすべて場に出せばステージクリアとなる。しかし、場に出せるカードがなくなってしまうと手詰まりで、ステージ失敗になってしまう。

▲画面上の表でチェックが付いているのはすでに使ったカード、空欄は山札の残りカードを表す。画面下が手札、真ん中が場に出ているカードだ。さあ、次に何を出す?


 山札にどのカードが残っているかを考えて、先読みと状況把握で手札を使う順番を考えるのがクリアのコツ。ある程度運も絡むものの、頭をフル回転させて、最良の一手を探し出そう。手詰まり目前の状況から、針の穴を突くような一手を閃いたときは、達成感のあまり「よしっ!」と声が出てしまう。

◆手詰まりになったときの切り札、「ジョーカー」と「スペシャルカード」

 手札の使いかたを間違うとすぐに手詰まりになってしまうが、そんなときに頼りになるのがジョーカーだ。ジョーカーはいつでも場に出すことができるワイルドカード。手札を場に出すたびに溜まっていく「ジョーカーゲージ」が満タンになると1枚手に入り、最大3枚までストックできる。

▲手詰まりからダイヤのジョーカーで持ち直した場面。ジョーカーが1枚あったおかげで、一気にクリアへの道が開けた!


 また、ステージ開始時、ランダムで「宿縁の邂逅」というイベントが起きることがある。このときステージをクリアすると、新しいキャラクターが仲間になるのだ。仲間になったキャラクターは「リーダー」として使用できるほか、プレイ中にスペシャルカードとして登場するようになる。

▲宿縁の邂逅が発生! いつこのイベントが起きるかはランダムなので、ぜひともこのチャンスに仲間を増やしたいところ。ジョーカーも惜しまず投入だ!


 スペシャルカードは、仲間キャラクターが描かれた特別なカード。マークか数字が同じカードを上に1枚重ねることができる。手詰まりになりそうな状況でも、スペシャルカードを使って手札枠をひとつ空け、そこに新しい手札を引いてくれば、危機を潜り抜けられる可能性はある。仲間の数が増えればそれだけスペシャルカードも増えるので、攻略の大きな手助けとなる。

▲スペシャルカードの上にスペシャルカードを重ねることもできる。重ねたカードを場に出すとコンボになり、ジョーカーゲージが大きく溜まる。


▲スペシャルカードが絡むと、戦術の幅が大きく広がる。ハートの4をスペシャルカードに重ねようか? それとも重ねずとっておくべきか……? この悩みが楽しい!


▲手詰まりになると攻略ヒントが表示される親切設計。アドバイスをよく読んで再挑戦だ!


◆思考と運で難問を解き明かす快感! 頭脳派のあなたに!

『トリプルジョーカー』はシンプルなルールに従って、淡々と手札を場に積んでいく、なんとも渋いゲームだ。育成要素や課金アイテムによる補助もあるが、あくまでも本道は頭脳パズル。多少、運が絡むところもあるが、考えれば考えたぶんだけクリア率を高められるのが魅力である。頭を悩ませて論理的思考で正解へ近づいていくタイプのゲームが好きな人には特にオススメだ。

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