【RAGE】日本最大級のe-Sportsの祭典「RAGE vol.5 with シャドバフェス」で過去最大の来場者数を達成。

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人気DTCG『Shadowverse』のイベントと共同開催で注目度が倍増。ライブ配信では50万再生を突破。

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栄光の優勝カップを高々と掲げるSurre選手。

2017年9月18日(月・祝)、株式会社CyberZとエイベックス・エンタテインメント株式会社は、東京ビッグサイトにて「RAGE vol.5 with シャドバフェス」を開催した。

「RAGE」とは、複数ジャンルのゲーム最強王者を決めるe-Sportsの大会だ。年間を通して数回開催され、今回は1200万ダウンロードを突破した人気デジタルトレーティングカードゲーム『Shadowverse』の大型イベント「シャドバフェス」とコラボレーション。全国で10000人が参加した予選大会を勝ち抜いてきた8人が最強王者をかけて対戦する決勝大会「RAGE Wonderland Dreams GRAND FINALS」が開かれた。会場にはトッププレイヤーのハイレベルな対戦をみようと、RAGE史上最大規模の来場者が集まり、ライブ配信が行なわれていたOPENREC.tvの再生数も50万回を超え、その注目度の高さをうかがえた。

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メインステージ前の観戦エリアに用意された500席はすでに満席。立ち見で観戦する来場者も多かった。

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メインステージ横で開催されていた3vs.3大会には250組がエントリー。1チーム3人と考えると、当日は750人が大会に参加していたことになる。

強豪プレイヤーがひしめくなか、見事に最強王者に輝いたのはSurre選手。昔からTCG(トレーティングカードゲーム)をたしなんできたという山形県の選手だ。同会場で行われていた3vs.3大会で所属するチームメンバーが優勝したのを受けて「自分も続く」と決勝戦にのぞみ、紙一重の差で勝利。優勝賞金400万円を手に入れた。

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勝利目前の瞬間。実況や観客の声を遮断されたプレイヤー席では、祈るSurre選手の姿が(写真左上)。この後、体力1差を逃げ切りフィニッシュを決めた。

RAGE運営責任者の大友真吾氏は「シャドバフェスと共同開催だったが、ビッグサイトという大きな会場を埋められるかという不安だった。しかし、台風の影響で天候が完全とはいえないなか、会場は朝から超満員で、決勝戦ではスポーツ観戦のような熱気に包まれていたことに、e-Sportsの今後の可能性を強く感じた。今回の『Shadowverse』には夢があり、大会を重ねるごとにたくさんのドラマが生まれているのを実感している。今後もひとつひとつ戦いを積み上げることで、そのバッググラウンドがドラマを生み出し、スポーツと同様な楽しみ方ができるように一歩ずつ進んでいけてると思っている」とコメント。

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RAGEプロデューサーを務める大友真吾氏。Openrec.tvでは自ら配信することも。

株式会社Cygames木村唯人プロデューサーも「最初からみさせていただいて非常にすばらしい戦いがみられた。今回思ったことは、出場選手が背負っているものがあったということ。旧友との戦いやチームを背負った戦い、前回のファイナリスト同士の戦いなど、どれも見応えがあった。次回も楽しみにしているのでみなさんにも参加していただけると嬉しい」と話していた。

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『Shadowverse』プロデューサー木村唯人氏も多忙ななか会場に駆け付けた。

大会の最後には、今後のスケジュールも発表。2017年冬に開催される「RAGE 2017」、11月25日(土)に台湾で開催される『Shadowverse』の「日台韓 対抗戦」、そして12月のクリスマスの時期に開催される世界大会「RAGE Shadowverse World Grand Prix」と、立て続けに大きな大会告知があり、同時に一部出場者も発表。もう2016年も残り3か月という時期になってからも、これだけのペースで大会が開かれるのをみて、『Shadowverse』とともにe-Sportsも着実に広まっていると実感した。

次回「RAGE」の『Shadowverse』大会は、新しいカードパック「Starforged Legends」が実装された新環境で開催される。

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台湾で開催される日本、台湾、韓国の3か国代表による対抗戦。今回の優勝者Surre選手も出場予定。

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『Shadowverse』初の世界規模の大会。まだ出場選手の枠が残ってるとのことなので、我こそは、と思う猛者は公式サイトをチェック。

e-Sportsは韓国や中国、欧米など、海外ではすでに数百億円規模の市場に成長しているが、まだ日本ではそこまでの盛り上がりはなく、発達したゲーム文化を持っていながらも後進国といわれている。日本でも2015年には数百万円の賞金がかかった大会が催されていたが、景品法などの法律に抵触する可能性が浮上し、2016年には一気におとなしくなってしまっていた。だが、2017年になり、e-Sportsの流れが再び加速、今回開催された「RAGE」も含め高額賞金のかかった大会も徐々に増えている。

e-Sportsは市場規模でみても2017年は前年比で141%成長の796億円が見込まれているうえ、2020年には1700億円超えにまで成長すると予測されている急成長市場。2017年の春にアジアオリンピック評議会に競技として認められ、2018年に開催されるアジア競技会でデモンストレーションが行なわれるという話もある。その開催までにどれだけ日本にe-Sportsが根付くか、ひとつのチェックポイントとして、これから注目したい。

最後に、今回の「RAGE」会場でみられた『Shadowverse』以外のブースを写真で紹介しよう。10月末に発売予定のNintendo Switch版『スーパーマリオ オデッセイ』の試遊台ブース、DMMでもサービスが始まったサバイバルFPS『PLAYERUNLNOWN’S BATTLEGROUNDS(以下、PUBG)』ブース、ARを使ったテクノスポーツ『HADO』ブースなど、話題のゲームが集まり、来場者は思い思いに楽しんでいた。

『スーパーマリオ オデッセイ』のブースでは、ゲーム内容を紹介するスペシャルステージも開催。でんぱ組から2名を招いて和気あいあいとした雰囲気で楽しさが伝わってきた。

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DMM GAMESからも配信開始が決定した『PUBG』。100人のバトルロイヤルで最後の一人を目指すFPSだ。

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すでに世界大会なども開催されている『HADO』。ウェアラブルを身に着けてAR波動拳を発射すると自然と体が動く。

関連リンク

「RAGE」公式サイト
『Shadowverse』公式サイト
OPENREC.tv
『スーパーマリオ オデッセイ』公式サイト
DMM版『PUBG』サイト
『HADO』公式サイト

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