【TGS2017】全出展タイトルの約30%がスマホ関連コンテンツ。ゲームジャンルはVR/AR人気で多様化。

TGS2017

4日間で約25万人が来場したTGS2017。コンシューマーはニンテンドーSwitchが躍進。VR機器ではHTC Viveが圧倒的な人気をみせた。

一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会主催のイベント、東京ゲームショウ(以下、TGS)2017が、9月21日(木)から9月24日(日)の期間で開催され、今年は世界36の国と地域から609の企業と団体が出展。4日間を通じて25万4311人が来場した。

出展タイトル数に関しては、TGS2017では1317タイトルであり、TGS2016の1523タイトルの出展より減少。「プラットフォーム別・ジャンル別出展タイトル数一覧」が、TGS2017の公式サイトで発表され、そちらを紹介したい。

プラットフォーム

プラットフォーム別では、スマートフォン向け端末であるiOSとAndroidを合計すると414タイトルの出展があり全体の約30%を占めた。

現在も品薄状態が続いているニンテンドーSwitchでは、46タイトルが出展。コンシューマー機としては唯一TGS2016に比べ出展タイトルを増やした。Wii UとPlayStation3に関しては、生産が終了したこともあり出展タイトルが大きく減少。

また、PCでは企業からの出展が多数あったが、176タイトル中56件が学生作品だった。HTML5コンテンツの登場により、ブラウザゲームも微増している。

VRに関しては、VR元年といわれた2016年から減ったものの、多種多様なコンテンツが出展されていた。

2016年はPSVR、Oculus Rift、HTC Viveが出展数が横並びのだったのに対し、2017年はPSVRの出展が半減し、HTC Viveが倍増した。その理由としては、HTC ViveのVR専用のコントローラーによる直感的な操作や、商用利用が可能なことが考えられる。

企業向けブースでは、女性向けのVRコンテンツとして株式会社ボルテージが出展した『挙式VR』も話題になった。

ジャンル

ジャンルに関しては、アクションやロールプレイング、シミュレーションといった王道ジャンルが去年に引き続き多数出展。その他のジャンルも大幅に増加した。その理由としては、インディーズゲームが各ジャンルに割り振られたこともあるが、VR/ARといった新しいプラットフォームが増加したことで開発の幅が広がったのも要因のひとつだろう。

また、昨年他社と共同出展をしていたMSIやRazerがブースを出展し、ゲーミングパソコンやマウスなどを展示。TGS2017ではe-SportsなどPCゲームの注目度が高かったことがうかがえる。その他のBauhutteやDXRACERといったゲーミングチェアの展示などゲーム外のブースも賑わいをみせていた。

関連サイト

東京ゲームショウ2017公式サイト

TGS2017