イーブックジャパン、平成30年3月期第2四半期決算を発表。当期営業利益は1億2500万円。

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各ジャンルの提供冊数が増加し、9月末時点で61万6330冊を取扱。キャンペーンなどを実施し、既存・新規ユーザーへのサービス向上に努めた。

株式会社イーブックイニシアティブジャパン(以下、イーブックジャパン)は、平成30年3月期第2四半期決算を10月27日(金)に発表。当期売上高は56億2700万円、営業利益は1億2500万円、経常利益は1億2900万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は8400万円となった。

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経営成績に関する説明

平成28年6月に資本業務提携したヤフー株式会社(以下、ヤフー)との事業連携を進めると共に、引き続き電子書籍事業とクロスメディア事業の事業成長に向け、既存会員向けの販促活動をはじめ、事業基盤整備のための開発投資、組織及び人材への積極的な投資を推進してきたと発表。

上記の結果、当第2四半期連結累計期間の業績に関しては、売上高56億2774万円、営業利益1億2574万円、経常利益1億2913億、親会社株主に帰属する四半期純利益は8494万円となった。

セグメント毎の業績は、以下。

電子書籍事業(電子書籍配信、電子書籍提供)
電子書籍配信に関しては、当第2四半期連結累計期間に各ジャンルの提供冊数が増加し、平成29年9月末時点で61万6330冊(内訳:男性マンガ10万1070冊、女性マンガ12万1030冊、総合図書34万8690冊、その他4万5540冊)になったと発表。また、対象作品が実質半額で購入できるポイント増量キャンペーンや、購入した電子書籍に著者のサインがもらえる「eBookサイン会」を開始するなど、出版社・著者の協力の下、既存会員向けのサービス向上に努めたとした。

さらに、常時2200冊以上をラインナップとして提供の「最強無料まんが」コーナーや、著名作品が期間中全巻無料で読める「全巻無料読み放題」企画など、著名作品に触れてもらう機会を積極的に創出し、新規会員の獲得を行なった。

その結果、電子書籍配信の当第2四半期連結累計期間の売上高は、30億2452万円となった。

電子書籍提供に関しては、平成29年4月から開始したヤフーの運営する「Yahoo!ブックストア」の店舗運営業務の受託が順調に進展。また、会員基盤を多く有するパートナー企業への電子書籍の提供やキャンペーンを実施したとのこと。

その結果、電子書籍提供の当第2四半期連結累計期間の売上高は、6億3928万円となった。

クロスメディア事業
紙書籍のネット販売事業において、自社のオンライン書店(紙書籍・DVDを販売)が「Yahoo!ショッピング(本、雑誌、コミック部門)」において平成29年7月度の月間ベストストアを受賞するなど、売上高が順調に伸長したとのこと。

また、7月にはアスクル株式会社(以下、アスクル)との提携により、アスクル運営の日用品ショッピングサイト「LOHACO(ロハコ)」内のマーケットプレイスに、書籍販売サイトとして「BOOKFAN for LOHACO」を出店。クロスメディア事業でも、ヤフーグループのサービスとの連携を積極的に進めたと発表。

その結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は19億6393万円となった。

連結業績予想などの将来予測情報に関する説明

2017年4月24日(月)に公表した、連結業績予想から変更はないとのこと。

関連サイト

株式会社イーブックイニシアティブジャパン公式サイト
平成30年3月期第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

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