ドリコム、平成30年3月期第2四半期決算を発表。営業利益は1億6700万円。

新規リリースゲームと他社配信アニメ版権ゲームが安定に推移。今後はゲーム運用費用の最適化を通じ収益の向上に取り組む。

株式会社ドリコム(以下、ドリコム)は、平成30年3月期第2四半期決算を10月30日(月)に発表。当期売上高は62億100万円(前年同期比82.2%増)、営業利益1億6700万円(同54%減)、経常利益5900万円(同81.4%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は3600万円(同97%減)となった。

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経営成績に関する説明

スマートフォン向けサービスの提供を主な事業とし、既存サービスの拡充と新規サービスの開発に注力したと発表。

主力事業のソーシャル事業では、IPゲームに焦点を当てた戦略の下、新規IPゲームの開発・運用を通じた事業拡大に取り組んでおり、平成29年7月には新たにIPゲーム2本をリリース。

7月にリリースした『みんゴル』が順調と評価できる立ち上がりをみせた他、既存の他社配信アニメ版権ゲームも国内外で堅調な推移を維持。『ダービースタリオン マスターズ』は、ユーザーニーズに対する訴求において課題がみられたこともあり、実施した施策の売上寄与が限定的になったことから、軟調な推移としている。

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広告メディア事業では、広告代理事業の他、次世代の主力事業創出を目的とした取り組みの一環である「DRIP(Drecom Invention Project)」のもと、インターネットサービスの知見を活かした新規サービスの開発・運用、事業化に向けた試行を重ねたとしている。

当第2四半期連結累計期間の業績に関しては、7月にリリースした新作IPゲーム2本の寄与の他、他社配信アニメ版権ゲームが引き続き安定推移を維持したこと、新規IPゲーム開発の進捗に伴う売り上げが計上されたことから、売上高は62億115万円(前年同期比82.2%増)と伸長した。

利益面に関しては、新作IPゲームのリリース前後の積極的なプロモーションに伴う広告宣伝費やスムースな運用への移行に伴う運用費の高止まりが利益幅を縮小させ、営業利益1億6734万円(前年同期比54%減)、経常利益5966万円(同81.4%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は3602万円(同79%減)となった。

引き続き、新作IPゲームのリリースと既存ゲームの成長を通じた売上拡大を目指すとともに、新たにリリースしたゲームの運用費用の最適化を通して、収益性の向上に取り組んでいくと発表。

連結業績予想などの将来予測情報に関する説明

第3四半期連結累計期間の業績見通しは、売上高100億円、営業利益1億7000万円、経常利益0円、親会社株主に帰属する四半期純損失3000万円を見込んでいるとしている。

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関連サイト

株式会社ドリコム公式サイト
平成30年3月期第2四半期 決算短信
平成30年3月期第2四半期説明会資料