enish、平成29年12月期第3四半期決算を発表。営業損失は7億3200万円。

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『欅のキセキ』が好調なものの、リリースに向けた先行コストが今期に影響。今後の売上収益の巻き返しに期待。

株式会社enishは、平成29年12月期第3四半期決算を10月30日(月)に発表した。当期売上高は27億9200万円(前年同期比26.2%減)、営業損失7億3200万円、経常損失7億2700万円、四半期純損失7億9600万円となった。

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経営成績に関する説明

当第3四半期累計期間に関して、ゲーム事業の強化を目的とした選択と集中を進め、ブラウザゲーム『プラチナ☆ガール』を株式会社ビジュアライズへ譲渡。その他の既存タイトルについては、注力タイトルにおいてゲーム内施策の強化や運営品質を改善、引き続き売上収益に貢献したが、タイトル譲渡の穴を埋められず売上高は減少したとしている。

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非ゲーム事業では、2017年6月に提供開始したヤフー株式会社運営の「Yahoo!ゲーム」用のスマートフォン向けゲームアプリが、Windowsパソコン上でプレイできるPC用アプリケーション『Yahoo!ゲーム プレイヤー』の開発を担当。

ファッションレンタルサービス「EDIST.CLOSET」は、人気スタイリストやアパレルとコラボレーションした旬のコーディネートセットが人気を獲得し、順調に会員数が増加中とのこと。今後も仕事や家事・育児に忙しいすべての女性に、より豊かなライフスタイルを送るサポートができるようサービスを提供するとしている。

また、2017年10月18日(水)に「欅坂46」初の公式ゲームアプリ『欅のキセキ』をリリース。配信から2日後の10月20日(金)には100万、8日後には150万ダウンロードを突破する好調なスタートを切り、10月25日(水)からはTVCMのプロモーションを開始した。今後もプロモーションの強化やイベント施策などによって売上収益が期待でき、安定した収益基盤の構築に努めていくとのこと。

その他、「固定資産の減損に係る会計基準」に基づき、自社の有形無形固定資産について、当初想定していた収益と今後発生することが見込まれる収益に差異が生じ、減損の兆候を把握。将来の回収可能性を慎重に検討した結果、帳簿価額を使用価値に基づいた回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しているとした。

上記の結果、当第3四半期累計期間の業績は、売上高は27億9200万円(前年同期比26.2%減)、営業損失7億3200万円、経常損失7億2700万円、四半期純損失7億9600万円となった。

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業績予想などの将来予測情報に関する説明

平成29年12月期に関しては、引き続き既存ブラウザタイトルの売上減少の制御を行ない、安定した収益基盤の構築に努め、クオリティの高い新規ネイティブアプリケーションの開発を行なっていくとのこと。

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関連サイト

株式会社enish公式サイト
平成29年12月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
2017年12月期-第3四半期決算説明資料

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