【レビュー】ストリートファイターなのに“指先ひとつ”!? 的確な判断力と“対策”で“俺より強いヤツ”に勝ちまくれ!『ストリートファイター バトルコンビネーション』

◆格闘ゲームの名作『ストリートファイター』シリーズの世界やキャラクターの魅力を思う存分、楽しんじゃいましょう!

タイトル

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『ストリートファイター』シリーズといえば、知る人ぞ知る格闘ゲームの超有名作。『ストリートファイターⅡ』で格闘ゲームブームに火をつけて以来、20年以上経った今なお、その人気は衰えていないというモンスタータイトルです。その『ストリートファイター』シリーズの世界やキャラクターの魅力がギッシリ詰まっているのが、この『ストリートファイター バトルコンビネーション』なのです!

 気になる登場キャラクターは、リュウやケン、春麗といったおなじみのキャラクターをはじめ、ベガやサガット、キャミィ、サクラ、ダンなど。育成要素もバッチリあるので、好きなキャラクターをどんどん強くしていきましょう。今後のアップデートでもキャラクターは追加されていきますよ!

 メインのバトルは、行動ポイント消費型のターン制バトルとなっています。これは、ターン開始時に付与される行動ポイントの分だけ、キャラクターを行動させられるというもの。限られた行動ポイントの中で「いかに効率よく敵にダメージを与え、被害を最小限に抑えるか」を考えて、キャラクターを選択していくところがバトルの醍醐味になります。

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▲ストーリーモードでは、各キャラクターの“戦う理由”を知ることができます。改めてストーリーを追っていくと(知っている人にとっては)とても懐かしい気分に浸れます。
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▲スペシャルモードでは、期間限定の強敵と戦えます。正直とんでもなく強いです! 生半可なチームでは太刀打ちできないので、しっかり育成してから挑戦しましょう。
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▲タッグモードでは、ほかのプレイヤーとの協力プレイが楽しめます。タッグモード用のボスは、ストーリーモードとは違う強さを持つ難敵ですよ。

◆育成の仕方で、キャラクターへの“愛”がわかっちゃう!? 2タイプの育成方法を駆使して、好きなキャラクターをより強くしよう!

 キャラクターの育成方法には2タイプあり、キャラクターの基礎能力を上げる「ファイター強化」と、キャラクターの方向性を特徴づける「アーツ強化」があります。バトル時のキャラクターの強さは、この「ファイター」と「アーツ」の強さを足したものになるので、本当の意味でキャラクターを強くしようと思ったら、両方とも鍛えていく必要がありますよ。
 ちなみに「ファイター」と「アーツ」の違いをRPG風に例えてみると、「ファイター」は“基本ステータス”、「アーツ」は“装備品”といったところでしょうか。

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▲ファイター強化の画面。キャラクターの基礎能力となります。ゼニーとメダルを使って順番に開放していきます。すべて開放すると、能力にボーナスがつくほか、新たな能力を開放していけるようになります。アーツのレアリティが低いキャラでも、ファイターの能力を鍛えれば鍛えるほど活躍の場が広がります。……“愛”の見せ所ですね!
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▲アーツ強化の画面。同じキャラクターでも、身につけるアーツによってステータスや使用可能なスキルが変化。もちろんレアリティが高いアーツほど、効果は大きなものになります。不要なアーツを素材として合成し、強化していきます。
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▲強力なアーツはガチャで入手。キャミィの魅力的なヒップに惹かれて挑戦したものの、当たったのはブランカでした……無念。

◆限られた“時間”と“行動”ポイントの中で最良の行動を選択! 敵チームの3人をすべて倒せ!!

 バトルでは、キャラクター自身の強さはもちろんのこと、キャラクターの「属性」と、ファイターの「ファイトスタイル」がとても重要になってきます。
 「属性」は赤・青・緑の3すくみとなっていて、“赤>緑>青>赤”という相性関係になっています。これが意外にも与ダメージ・被ダメージに大きな差が出る要因になるので、バトル時は相手の属性をしっかりチェック。不利な属性のキャラクターはチームに入れないようにしましょう。

 また、キャラクターごとに設定されている「ファイトスタイル」は、キャラクターの大きな特徴になります。現在、4つのスタイルがあるので、その特徴を紹介します。

「アタック」……攻撃力特化。HPとDEFが極端に低い。
「サポート」……平均的な能力で、行動時に必殺技ゲージがたまりやすい。
「ディフェンス」……防御力特化。ATKが低い。
「ヒール」……平均的な能力で、行動時にチーム全員のHPを少し回復する。

 チーム編成時は「アタック」「ディフェンス」のふたりに、「サポート」か「ヒール」を加えるのが基本形です。「サポート」と「ヒール」は戦う相手チームによって変えるのがいいでしょう。敵に対する“対策”をしっかり練らないと勝ちが遠のく点は、本家の“格ゲー”と同じニオイを感じますね!

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▲「属性」と「ファイトスタイル」はキャラクターによって固定。敵チームの編成に合わせ、有利になるメンバーを選出しましょう。

 準備が整ったらいざバトルへ! バトルはチーム編成時の「Order1」(先頭のキャラクター)から攻撃するので、Order1のアタック演出中に、2番目に行動するキャラクターを選択(予約)しましょう。そして2番目のキャラクターのアタック演出中に次の行動の予約、という流れが基本となります。
 行動ポイントがなくなるとターンエンドとなり、敵チームの攻撃のターンです。また、行動ポイントが残っている場合でも、選択(予約)入力可能時間が過ぎると強制的にターンエンドになるので注意が必要です。要するに「次は誰にしようかな?」とゆっくり考えている暇はないってことですね。アタック演出は、わずか2秒くらいの短時間なので、瞬時にベストな選択をできるかが腕の見せどころ。このあたりも瞬間的な判断力が試される“格ゲー”感覚で楽しいですよ。強敵と対戦した時の、あの“ヒリヒリした感じ”が蘇ってくるようです!

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▲操作は右下に並んだキャラクターアイコンをタップするだけ。アイコン上に「Ready」の文字が見えたら連携成功! 左下に見えるゲージがたまれば、必殺技も使えます。必殺技はアーツによって異なりますが、どれも絶大の効果を持っていますよ。
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▲敵の攻撃はターンエンド直前に行動したキャラクターが受けることになります。つまりターンエンド直前に行動するキャラクターは「ディフェンス」が基本。行動ポイントが余ったとしても、ターンエンド時は必ず「ディフェンス」をしましょう。逆にそのターン内に相手を倒しきれると判断したら、アタックに全力を投入。一瞬の判断力が勝敗をわけることも十分にありえます。

 純粋な“格ゲー”とは少し異なるゲーム性ながら、瞬間的な判断や敵との相性を考慮して対策を練ったりする部分に『ストリートファイター』らしさを感じることができます。 かつて『ストリートファイター』シリーズを遊んだ世代の皆さん。もう本格的な格ゲーにはついていけないとお思いかもしれませんが、本作はそういう方にこそオススメです。今一度、本作で『ストリートファイター』の世界を楽しんでみませんか?

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