エディア、売上が伸びず営業損失2.7億円。業績予想も大幅下方修正。平成30年2月期第3四半期決算。

既存タイトルの苦戦、新規タイトルの低迷・リリース延期、通期の業績にも大きく影響。

株式会社エディア(以下、エディア)は、平成30年2月期第3四半期決算を2018年1月11日(木)に発表。売上高5億6200万円(前年同期比47.7%減)、営業損失2億7100万円、経常損失2億7800万円、親会社株主に帰属する四半期純損失3億100万円となった。

エディア エディア総括

経営成績に関する説明

ゲームサービスに関しては、11月に株式会社サンリオウェーブとの共同プロジェクトによる新規タイトル『ハローキティのドコカナアルカナ』を配信。「サンリオピューロランド」「ハーモニーランド」付近限定で特別なゲーム内アイテムが入手できるイベントをゲーム内で開催するなど、位置情報を活用したリアル連動イベントを実施した。今後も、ゲーム内にとどまらず、ユーザーに楽しんでもらえるよう様々な施策を積極的に展開する。

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新規案件は、自社が培った位置情報技術とキャラクターゲーム開発・運営のノウハウを融合させた位置情報ゲーム『マップラス+カノジョ』、人気ゲーム「BALDR」シリーズ初のスマートフォン・オンラインゲーム『BALDR ACE』、株式会社エンバウンドがプロデュースする地域共生・活性クロスメディアプロジェクト「温泉むすめ」のスマホゲーム『温泉むすめ ゆのはなこれくしょん』の開発に注力。

その他、公式YouTubeチャンネル『Edia Game CH』を開設し、運用タイトルの紹介や、新作情報の配信をスタートした。

一方、当期中にリリースを予定していた2タイトルの内、1タイトルについては新技術の開発における工数が想定よりも大きく上回ったこと、ゲーム機能の拡充やクロスメディア展開、リアルイベントの実施を決定したため、リリース時期を翌年度に変更。もう1タイトルも、クオリティアップのための仕様変更でリリース時期を翌年度に変更している。

ライフエンターテインメントサービスに関しては、App Store、Google Play向け本格ナビゲーションアプリ『MAPLUS+声優ナビ』で、リアルイベントとのコラボを積極的に実施、メディア露出・知名度向上に注力したと発表。

以上の結果、当第3四半期累計期間の売上高は5億6272万円(前年同四半期比47.7%減)、営業損失は2億7104万円(前年同四半期は6378万円の営業利益)、経常損失は2億7805万円(前年同四半期は4906万円の経常利益)、四半期純損失は3億1115万円(前年同四半期は1934万円の四半期純損失)となった。

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通期業績予想の変更も発表。新規・既存タイトルの想定売上の未達による売上予想修正や、リリース遅延により売上の修正などを踏まえたうえで売上見込額の見直しを行なった結果、前回予想を7億5000万円下回る見込みとのこと。

売上見込修正額および通期の業績予想の修正は、以下。

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関連サイト

株式会社エディア公式サイト
平成30年2月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
2018年2月期第3四半期決算説明資料
通期業績予想の修正及び役員報酬の減額に関するお知らせ