IGポート、戦略作品「魔法使いの嫁 シリーズ」の販売好調を受け営業利益2億8200万円。平成30年5月期第2四半期決算。

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一部映像作品の制作費が増加したものの厳しい状況が継続。版権事業が海外を中心に好調となり大幅に利益が増加。

株式会社IGポートは、平成30年5月期第2四半期決算を2018年1月12日(金)に発表。売上高45億4200万円(前年同期比67.5%増)、営業利益2億8200万円(同30.6%増)、経常利益3億3600万円(同58.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益1億3900万円(同53.5%増)となった。

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経営成績に関する説明

アニメーション作品の企画・制作を行なう映像制作事業をはじめ、コミック雑誌等の企画、製造、販売、電子コミックスの配信を行なう出版事業、作品の二次利用による印税・収益分配金等を得る版権事業に取り組んできたと発表。

以上の結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は45億4287万円(前年同期比67.5%増)、営業利2億8200万円(同30.6%増)、益経常利益は3億3652万円(同58.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1億3954万円(前年同期比53.5%増)となった。

セグメント毎の業績は、以下。

映像制作事業
劇場用実写映画「亜人」、テレビ用アニメーション「ボールルームへようこそ」「魔法陣グルグル」「フューチャーカード バディファイト×(バッツ)」「ネト充のススメ」、イベント上映用「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」、アニメーションPV等を制作。

クオリティを重視した一部の作品については、交渉によって制作費が増加し、受注損失引当金に改善。しかしながら、厳しい状況が続いているとのこと。

上記の結果、売上高26億8616万円(前年同期比142.4%増)、セグメント損失2億4613万円(前年同期は1億8843万円のセグメント損失)となった。

出版事業
月刊誌「コミックガーデン」、コミックス『魔法使いの嫁 8巻』『とつくにの少女 4巻』『PEACE MAKER 鐵 13巻』など、定期月刊誌6点、新刊コミックス・書籍48点を刊行。

既刊コミックス「魔法使いの嫁」「リィンカーネーションの花弁」シリーズの販売が特に好調。

上記の結果、売上高10億1350万円(前年同期比13.0%増)、セグメント利益2億9481万円(同19.2%増)となった。

版権事業
「魔法使いの嫁」「黒子のバスケ」「進撃の巨人」「宇宙戦艦ヤマト」「ハイキュー!!」等シリーズ作品の二次利用による収益分配を計上。

IGポートグループの戦略作品「魔法使いの嫁 シリーズ」に関しては、海外販売を中心に好調であった。

上記の結果、売上高7億788万円(前年同期比40.5%増)、セグメント利益3億618万円(同84.1%増)となった。

その他事業
雑誌のイラスト作成やキャラクターの商品販売、スマートフォン向けアプリ等により、売上高1億3530万円(前年同期比33.7%減)、セグメント損失1974万円(前年同期4517万円のセグメント利益)となった。

連結業績予想に関しては、平成29年7月14日に公表した内容から変更はないとのこと。

関連サイト

株式会社IGポート公式サイト
平成30年5月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

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