政府、「クールジャパン」分野の技能を持つ外国人の定住に便宜

現地の拠点づくりや情報収集など、海外進出の際の橋渡し役として期待。

日本政府は、海外で人気があるアニメ・マンガなどの日本文化、「クールジャパン」分野で高い技能や意欲を持つ外国人について、日本定住を促すために、永住権をとりやすくする制度改正を行う方針を固め、今年夏の実現を目指しているという。

このニュースは、26日に共同通信( 日本文化の技能あれば永住容易に )が政府筋からのニュースとして伝えたもので、多様で優秀な人材をとり込むことで日本文化の発信の担い手を増やすほか、海外へ売り込む際の「橋渡し役」を担ってもらうのが狙いだ。

海外展開は、現地との文化の違いなどもあり、情報収集がうまくいかず、壁にぶつかる例も少なくないという。高い能力を持つ外国人が事態打開に向けた貴重な戦力になると期待しているとのこと。

巨大なマーケットがありながら、政府規制が厳しく進出が難しい中国など、国が違えば様々な問題が出てくるが、その解決にクールジャパン分野に特化した人材を集めようというのはおもしろい。

第一報が出たばかりで、アニメや漫画が対象とあるがゲーム開発者は入らないのか、イラストレーター、編集者など、様々な職種があり、どの実績をもって、制度の対象者とするのか、と色々な難しい問題はあると思うが、続報に注目したい。

関連リンク

共同通信「日本文化の技能あれば永住容易に」