ポールトゥウィン・ピットクルーHD、PS4やソーシャルゲームの案件増の影響で営業利22.5億円。平成30年1月期決算。

ポールトゥウィン

ゲームソフトのグローバル化案件に向け、新オフィスを開設。9ヵ国18拠点と提携しサービスを拡大。ネットサポート事業も案件が増加。

ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス株式会社(以下、ポールトゥウィン・ピットクルーHD)は、平成30年1月期決算を3月12日(月)に発表。当期経営成績は、売上高222億6600万円(前期比13.4%増)、営業利益22億5000万円(同6.6%減)、経常利益23億5100万円(同1.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は10億9900万円(同5.9%減)となった。

ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス

経営成績等の概況

当連結会計年度においては、ゲームソフトのグローバル化に対応するため、2月にSIDELA, LLC、8月にPole To Win Canada, Inc. を設立。Pole To Win Singapore Pte. Ltd. は、5月に台湾スタジオを。ポールトゥウィン株式会社では2月に仙台、8月に大崎にスタジオを、ポールトゥウィンネットワークス株式会社は、4月に札幌オフィスをそれぞれ開設した。

医療関連人材紹介サービスを行なうアイメイド株式会社では、5月にIMAID VIETNAM CO., LTD. を設立。国内拠点と海外10ヵ国19拠点の連携により、デバッグ、ローカライズ、モニタリング、カスタマーサポート等の「ワンストップ・フルサービス」の提供をグローバルで推進。

以上の結果、当連結会計年度の売上高は222億6631万円(前年同期比13.4%増)、営業利益は22億5025万円(同6.6%減)、経常利益は23億5110万円(同1.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は10億9998万円(同5.9%減)となった。

セグメント毎の業績に関しては、以下。

デバッグ・検証事業
9ヵ国18拠点体制による海外と国内グループ会社の連携をはかることで、国内外ゲームソフトメーカーのグローバル展開サポートに努め、デバッグ、ローカライズ、カスタマーサポート(海外)等のゲームソフトメーカー向けアウトソーシングサービスが拡大。

アミューズメント機器向けアウトソーシングサービスの受注減少があったが、プレイステーション4向けソフトやソーシャルゲームのデバッグが増加した。

上記の結果、売上高は183億6778万円(前年同期比14.5%増)、営業利益は24億8020万円(同0.8%減)となった。

ネットサポート事業
ネットショッピングサイト、ネットオークションサイトにおける出品物チェック業務、薬機法や景品表示法等に基づく広告審査業務、代金や商品到着等に関する電話・メール・チャットによるカスタマーサポート(国内)等のアウトソーシングサービスの受注が増加。

青少年のネットリテラシー向上を目的としたスクールネットパトロール事業は、当連結会計年度において、30自治体から受注するとともに、厚生労働省から「子どもの預かりサービスのマッチングサイトに係るガイドライン適合状況確認等事業」を受注した。

上記の結果、売上高は36億7874万円(前年同期比12.8%増)、営業利益は1億5596万円(前年同期は2761万円の損失)となった。

医療関連事業
アイメイド株式会社において、介護士、介護福祉士等の医療関連人材紹介サービスや教育サービスを提供。外国人技能実習制度に関する関係国における法整備、許認可の遅れに対する損失に備えた引当を行った結果、売上高は1億1561万円(前年同期比59.9%減)、営業損失は4億2218万円(前年同期は5965万円の損失)となった。

その他
Palabra株式会社では、今後の映像バリアフリー化時代を見据え、テレビ番組や映画のバリアフリー字幕や音声ガイド制作のサービスを提供。

上記の結果、売上高は1億416万円(前年同期比135.6%増)、営業損失は282万円(前年同期は3056万円の損失)となった。

平成31年1月期の業績に関しては、売上高251億800万円(前年同期比12.8%増)、営業利益26億1200万円(前年同期比16.1%増)、経常利益26億2400万円(前年同期比11.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益16億1400万円(前年同期比46.8%増)を見込んでいると発表。

関連サイト

ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス株式会社公式サイト
平成30年1月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

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