IGポート、「魔法使いの嫁」「リィンカーネーションの花弁」などの好調により、営業利益前期比約2倍の5.3億円。平成30年5月期第3四半期決算。

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制作期間の長期化やクオリティ重視により制作費用が増加。版権事業が海外を中心に好調により、利益が大幅に増加。

株式会社IGポートは、平成30年5月期第3四半期決算を4月13日に発表。売上高64億1100万円(前年同期比37.7%増)、営業利益5億3600万円(同168.5%増)、経常利益5億9600万円(同199.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益2億4200万円(同156.5%増)となった。

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経営成績に関する説明

アニメーション作品の企画・制作を行なう映像制作事業をはじめ、コミック雑誌等の企画、製造、販売、電子コミックスの配信を行なう出版事業、作品の二次利用による印税・収益分配金等を得る版権事業に取り組んできたと発表。

以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は64億1185万円(前年同期比37.7%増)、経常利益は5億9673万円(同199.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2億4219万円(同156.5%増)となった。

セグメント毎の業績は、以下。

映像制作事業
劇場用実写映画「曇天に笑う」監督業務、劇場用アニメーション「進撃の巨人Season 2~覚醒の咆哮~」「ときめきレストラン☆☆☆MIRACLE6」、テレビ用アニメーション「魔法使いの嫁」「恋は雨上がりのように」など、その他ゲーム用のアニメーションを制作。

制作期間の長期化や視聴者が満足するクオリティの重視などにより、制作費用が増加。それにより、厳しい状況が継続中。

上記の結果、売上高は36億603万円(前年同期比39.3%増)、セグメント損失は3億9947万円(前年同期は2億3466万円のセグメント損失)となった。

出版事業
新刊の月刊誌「コミックガーデン」、コミックス『リィンカーネーションの花弁7巻』『ドラゴン家を買う。2巻』等、定期月刊誌9点、コミックス・書籍57点を刊行。

既刊コミックスの「魔法使いの嫁 シリーズ」「リィンカーネーションの花弁 シリーズ」「曇天に笑うシリーズ」が特に販売が好調であった。

上記の結果、売上高は12億9456万円(前年同期比22.6%増)、セグメント利益は3億4991万円(同56.9%増)となった。

版権事業
「魔法使いの嫁」をはじめ、「進撃の巨人」「黒子のバスケ」「宇宙戦艦ヤマト」「ハイキュー!!」など、シリーズ作品の二次利用による収益分配を計上。特に、「魔法使いの嫁」は海外販売を中心に好調であった。

上記の結果、売上高は13億1839万円(前年同期比78.5%増)、セグメント利益は6億8762万円(同178.6%増)となった。

その他
雑誌のイラスト制作や、キャラクターの商品販売、スマートフォン向けアプリ等により、売上高は1億9286万円(前年同期比29.3%減)、セグメント損失は2084万円(前年同期は4227万円のセグメント利益)となった。

連結業績予想に関しては、平成28年7月15日に発表した内容から変更はないとのこと。

関連サイト

株式会社IGポート公式サイト
平成30年5月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

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