コーエーテクモHD、利益率の向上により過去最高の営業利益117億円。平成30年3月期決算。

コラボレーションやIP許諾のロイヤリティ収入の増加で最高業績を記録。『ファイアーエムブレム無双』など、IPのグローバル展開が好調。

株式会社コーエーテクモホールディングス（以下、コーエーテクモHD）は、4月26日に平成30年3月期決算を発表した。当期売上高は389億2600万円（前期比5.1％増）、営業利益は117億1100万円（同33.4％増）、経常利益182億9300万円（同20.3％増）、親会社株主に帰属する当期純利益130億1700万円（同12％増）となった。

経営成績の概況

コーエーテクモHDでは、経営方針の「IPの創造と展開」のもと、各種施策に取り組んでいるとのこと。

歴史シミュレーションゲーム「信長の野望」シリーズは、初代の発売から35年目を迎え、11月には最新作『信長の野望・大志』を発売。それにより、シリーズの世界累計出荷本数が1,000万本を記録。任天堂株式会社の「ファイアーエムブレム」と「無双」シリーズとのコラボレーションタイトル『ファイアーエムブレム無双』の出荷本数が全世界で100万本を突破した。また、海外でサービス中のスマートフォンゲーム『真・三國無双斬』が1000万ダウンロードを突破するなど、IPのグローバル展開で多くの成果を収めた。

その他にも、好調な金融環境のもとで、有価証券運用益を中心に営業外収支は過去最高となった。

コラボレーションやIP許諾等のロイヤリティ収入の増加により、利益率が向上。それにより、売上高、営業利益、経常利益、当期純利益が経営統合以来の、最高業績を記録。