当期より仮想通貨及びブロックチェーン技術を活用した事業をスタート。運営中のゲーム『ディアホライゾン』は5月末でサービス終了を発表。
アクセルマーク株式会社は、平成30年9月期第2四半期決算を5月8日(火)に発表した。当期連結経営成績は、売上高11億7700万円(前年同期比39.8%減)、営業損失1億8500万円、経常損失1億8900万円、親会社株主に帰属する四半期純損失1億9100万円となった。
経営成績に関する説明
「持続的成長構造の構築」を当連結会計年度の事業戦略に掲げて取り組んできた。また、当第2四半期連結会計期間から、新しい取り組みとして、ゲームなどのエンターテインメントサービスの知見を活かして、平成29年末から仮想通貨及びブロックチェーン技術を活用した分散型アプリケーション(DApp)によるオンラインエンターテインメント事業を開始。
ゲーム事業に関して、運用中の『ワールドクロスサーガ -時と少女と鏡の扉-』は、昨年好評であった「七つの大罪 聖戦の予兆」との復刻コラボイベントを実施。『キングダム -英雄の系譜-』では、サービス開始から3周年を記念したイベントを開催。一方、『ディアホライゾン』に関しては、平成30年5月31日にサービスを終了する。
また、開発中ゲームタイトルの『終幕彼女(エンドロール)』が、AnimeJapan2018にブースを出展し最新情報の公開や試遊コーナーを設置。『幽☆遊☆白書 100%本気(マジ)バトル』に関しては、共同開発を行っているKLab株式会社が同イベントにブースを出展し、最新情報の公開やメインキャラクターを演じた豪華声優陣によるトークショーを開催した。αフェーズでゲームの主軸を制作していた「PP」は開発をβフェーズに移行し、要素の作り込みを進行中だ。
新しい取り組みであるDAppによるオンラインエンターテインメント分野では、複数のブロックチェーンゲームの企画・開発を開始した。
広告事業については、広告需要期を迎え3月単月と四半期売上が過去最高を更新。広告運用代行サービス「トレーディングデスク」について、広告運用では「ADroute」で培ったノウハウやデータを活用し、広告制作ではBRAND SCREENなどのリッチクリエイティブを制作、既存サービスを最大限に活かし、売上が伸長している。また、人材の投入などの体制強化を進めサービスの拡充に努めているとのこと。
スマートフォン向けアドネットワークサービス「ADroute」では、安定的な運用や広告効果の向上に向けたシステムの改修や機能の拡充を実施した。
and Experience事業に関しては、衣装製作サービス「coscrea」が、3月に行われたAnimeJapan2018や各種イベントにおける衣装などを受注製作。オンラインくじサービス「くじコレ」は、第二弾・第三弾を阪神タイガースの選手を起用した「鳥谷敬 くじコレ」「若トラ応援 くじコレ」を実施。「.yell plus」においては、株式会社バンク・オブ・イノベーションのゲームタイトル「幻獣契約クリプトラクト」の3周年記念企画として公認イメージモデルのオーディションを開催し、各種イベントやタイアップ企画などを行なってきた。
DApp関連領域では、関連情報は外国語が中心であること、注目度の高いゲームやその取引状況などの情報が日本語では得にくかったことから、関連情報を提供するブロックチェーンゲーム情報メディア「Blockchain Game info(β版)」を公開。立ち上げ期であり、各サービスの内容や提供方法などのUX(ユーザーエクスペリエンス)を高められる方法を模索していることから、費用が先行した。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高11億7798万円(前年同期比39.8%減)、営業損失1億8532万円(前年同期は2291万円の営業損失)、経常損失1億8974万円(前年同期は2359万円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失1億9120万円(前年同期は3166万円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となった。
平成30年9月期第3四半期連結累計期間業績予想は、以下の通り。