ライフスタイル・デザイン領域へ事業を拡大。地方創生プロジェクトの伸長、新規事業の好調により売上・利益が順調に推移。
株式会社ディー・エル・イー(以下、DLE)は、平成30年6月期第3四半期決算を5月15日に発表した。当期連結経営成績は、売上高41億4200万円(前年同期比13.5%増)、営業利益6000万円、経常利益5400万円、親会社株主に帰属する四半期純利益3900万円となった。
経営成績に関する説明
視聴者や消費者等の多様化し変化の早い嗜好や価値観、旬な時事ネタ等を捉え、適時に対応することを強みとするファスト・エンタテインメント事業を展開。
「TOKYO GIRLS COLLECTION(以下、TGC)」では、ファッション・ビューティーに関する情報の発信源として日本のガールズカルチャーを世界に発信する取組み及び「持続可能な開発目標」の啓発活動を実施。「amadana」に経営参画し、「ライフスタイル・デザイン」領域へ事業領域を拡大中だ。
ソーシャル・コミュニケーション領域においては、IP(Intellectual Property:主にキャラクター等の著作権や商標権等の知的財産権)を開発・取得し、動画広告等のマーケティングサービス提供及びスマートフォン向けゲームアプリやメッセンジャーアプリ向けスタンプ等のデジタルコンテンツの企画開発・配信など実施。
当第3四半期連結累計期間においては、IPの露出先の拡大や展開手法の多様化による、IP価値の成長に連動し、各サービスを展開。それにより、セールスプロモーションの増収、地方創生プロジェクトして初開催となった「Istyle presents TGC HIROSHIMA 2017 by TOKYO GIRLS COLLECTION」の実施等による「TGC」ブランドの伸長及び新規事業の順調な立ち上がり等により、前年同四半期連結累計期間と比較して、売上及び利益は順調に推移した。
IPクリエイション領域では、IPの新規開発及び映画・TV・ネットメディア等の映像コンテンツの企画開発・制作及び総合的なプロデュースを展開。
当第3四半期連結累計期間においては、各IPのTVシリーズ・WEBシリーズの継続により認知度向上及び世界観醸成に努めるとともに新規映画作品等の納品・公開した。その結果、前期以前に契約を締結した収益性の低い一部案件について納品が発生したこと、映像制作事業の戦略的な見直しに伴う案件の絞り込みにより、前年同四半期連結累計期間と比較して、売上は減少したが、利益は増加した。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は41億4262万円(前年同四半期比13.5%増)、営業利益は6067万円(前年同四半期は5億4031万円の損失)、経常利益は5494万円(前年同四半期は5億5910万円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益は3996万円(前年同四半期は12億5070万円損失)となった。
連結業績予想に関しては、2月7日に発表した内容から変更はないとのこと。