2014年6月開催の自転車競技の全日本選手権の詳細を追ったノンフィクション作。カバーイラストは「AKIRA」を手掛けた大友克洋描き下ろし。
株式会社小学館は、ロードバイクを題材にした傑作ノンフィクション『逃げ』を、2018年7月6日（金）に発売した。
『逃げ』は、2014年6月に岩手県八幡平で開かれた。自転車競技の全日本選手権を詳細に追ったノンフィクション作品。
レースは荒天下で200km超、5時間41分という壮絶な闘いが繰り広げられたが、レースを制したのは意外な男だったという物語。出場選手を詳しく取材し、年に一度、日本一を決定するレースの勝利がいかに難しいか、その勝利がどれほど美しいかを記録した。
本作品について、直木賞作家の重松清氏は「自転車に興味がない人も、絶対にロードレースが大好きになります。僕がその実例です」と語り、芥川賞作家の羽田圭介氏は「自転車競技は基本的に、自転車に特化した体力勝負だと思っていた。それが本書を読んでみて、全然違うものであったと知らされた」と感想を寄せた。
書籍のカバーイラストは、「AKIRA」や「童夢」を手掛けたマンガ家で、ロードバイク乗りとしても知られる大友克洋氏による描き下ろしイラストだ。
書籍概要
タイトル：逃げ 2014年全日本選手権ロードレース
小学館文庫
著者：佐藤喬
定価：本体570円＋税
ページ数：208頁
発売日：2018年7月6日
ISBN：978-4-09-406537-4
書籍紹介ページ： https://www.shogakukan.co.jp/books/09406537
