ガンホー、主力ゲーム『パズドラ』の売上高減少も営業利益122億円。平成30年12月期第2四半期決算。

ガンホートップ

レベルファイブと共同開発した『妖怪ウォッチ ワールド』が好調な滑り出し。子会社GRAVITYの『Ragnarok M』がグループの業績に貢献。

ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社(以下、ガンホー)は、平成30年12月期第2四半期決算を、2018年7月27日(金)に発表。当期の連結業績は、売上高427億600万円(前期比13.1%減)、営業利益122億3200万円(同37.1%減)、経常利益122億3700万円(同36.8%減)、親会社株主に帰属する当期純利益76億100万円(同36.8%減)となった。

ガンホー決算

経営成績に関する説明

当第2四半期連結累計期間において、ガンホーグループの売上高は、主に主力ゲームの『パズル&ドラゴンズ(以下、パズドラ)』の売上高が減少したことから、対前年度比で減収となった。

このような状況の中、既存ゲームのMAU(Monthly Active User:月に1回以上ゲームにログインしている利用者)の維持・拡大、「新規価値の創造」に向けたグローバル配信前提のゲーム開発やパートナー・パブリッシング事業に注力。

既存ゲームについて、『パズドラ』は引き続き長期的に楽しんでもらうことを主眼に、新ダンジョン等の追加やゲーム内容の改善、他社有名キャラクターとのコラボレーションなど、継続的にアップデートやイベントを実施した。平成30年5月27日には、千葉県の幕張メッセで「パズドラ」シリーズのeスポーツイベントを中心とした「ガンホーフェスティバル2018」を開催し、ゲーム内でもユーザーに楽しんでもらえるイベントを行なった。

新規タイトルは、6月27日に株式会社レベルファイブと共同開発したスマートフォン向け妖怪探索位置ゲーム『妖怪ウォッチ ワールド』を配信し、7月11日には100万ダウンロードを突破する好調な立ち上がりとなった。同作は、7月からテレビCMを開始し、位置情報を活用した異業種とのコラボレーションも行っている。

4月10日には、スマートフォン向け本格対戦型カードゲーム『クロノマギア』のサービスを、日本・アメリカ・カナダ・オーストラリアで同時に開始。6月には、アメリカで開催されたコンピューターゲームの見本市「E3 2018」で、新規タイトルのNintendo Switch向けゲーム『Ninjala』、スマートフォン向けゲーム『Call of Guardians』、Nintendo Switch及びスマートフォン向けゲーム『GALAK-Z』の3タイトルを発表。『GALAK-Z』については、スマートフォン向けのサービスを北米・欧州にて平成30年7月11日からスタートし、Nintendo Switch向けのサービスは北米・欧州で7月12日から開始した。

連結子会社のGRAVITY Co.,Ltd.については、アジア地域で展開中のスマートフォン向けゲーム『Ragnarok M』が好調に推移しており、継続してガンホーグループの業績に貢献している。

以上の結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は427億600万円(前年同期比13.1%減)、営業利益122億3200万円(同37.1%減)、経常利益122億3700万円(同36.8%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益76億100万円(同36.8%減)となった。

連結業績予想は、適正かつ合理的な数値の算出が困難なため開示しないとのこと。

関連サイト

ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社公式サイト
平成30年12月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

ガンホートップ