任天堂、Nintendo Switch関連ソフトの販売好調を受けて営業利益305億円。平成31年3月期第1四半期決算。

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Nintendo Switchのパッケージ併売ソフトや追加コンテンツの売上好調でデジタルビジネスの売上高が前年同期比68%増の185億円。

任天堂株式会社(以下、任天堂)は、平成31年3月期第1四半期決算を7月31日に発表。当期連結売上高は1681億5700万円(前年同期比9.1%増)、営業利益は305億3500万円(同88.4%増)、経常利益は468億6600万円(同41.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は306億円(同43.9%増)となった。

任天堂決算 任天堂販売実績

連結経営成績に関する説明

ゲームソフトについては、Nintendo Switchの『ドンキーコング トロピカルフリーズ』が人気を博し、全世界で140万本を販売。6月発売の『マリオテニス エース』も138万本を販売し、好調な滑り出しになった。「Nintendo Labo」については、国内外で話題を集め、購入者から高評価を獲得し、シリーズ全体では139万本を販売。加えて、前期に発売済みの人気タイトルやソフトメーカー様のタイトルも堅調に販売を伸ばした。

上記の結果、ハードウェアの販売台数は188万台(前年同期比4.4%減)、ソフトウェアの販売本数は1796万本(前年同期比120.8%増)となった。

一方、発売から8年目を迎えたニンテンドー3DSは、ハードウェアの販売台数は36万台(前年同期比61.9%減)、ソフトウェアの販売本数は295万本(同49.6%減)となった。

6月に販売を再開した「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」は、126万台の販売を記録。

ゲーム専用機におけるデジタルビジネスについては、主にNintendo Switchのパッケージ併売ソフトや追加コンテンツなどによる売上が順調に伸び、デジタル売上高は185億円(前年同期比68%増)となった。

スマートデバイスビジネスでは、配信中の『スーパーマリオ ラン』『ファイアーエムブレム ヒーローズ』『どうぶつの森 ポケットキャンプ』が多くのユーザーに継続してプレイされた。

上記の結果、スマートデバイス・IP関連収入等の売上高は90億円(前年同期比0.4%増)となった。

以上の結果、売上高は1681億円(内、海外売上高1287億円、海外売上比率76.6%)、営業利益は305億円、経常利益は438億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は306億円となった。

連結業績予想については、4月26日に発表した内容から変更はないとのこと。

関連サイト

任天堂株式会社公式サイト
平成31年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

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