ネクソン、『アラド戦記』など既存タイトルの好調継続で営業利益707億円。平成30年12月期第2四半期決算。

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『FIFA ONLINE 4』のサービス移行や人件費でコスト増加も、新作タイトルや中国事業の好調で売上収益が増加。

株式会社ネクソンは、8月9日に平成30年12月期第2四半期決算を発表。当期連結売上収益は1383億800万円(前年同期比13.5%増)、営業利益は707億4100万円(同26.2%増)、税引前四半期利益は869億7900万円(同85.3%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は788億6300万円(同100.4%増)だった。

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経営成績に関する説明

当第2四半期連結会計期間は、主要外貨の対円為替レートの上昇や為替の好影響と、中国事業の好調継続で売上収益は堅調に推移した。

中国においては、主力PCオンラインゲーム『アラド戦記(Dungeon&Fighter)』の労働節アップデートと10周年アップデートがユーザーから好評を博すなど、好調に推移。

韓国では、主力PCオンラインゲーム『メイプルストーリー(MapleStory)』の好調や、前連結会計年度にリリースしたモバイルゲーム『OVERHIT』『AxE』、当第2四半期連結会計期間に配信したモバイルゲーム『KAISER』が売上に寄与。

一方で、『EA SPORTS FIFA Online 3(以下、FIFA Online 3)』が『EA SPORTS FIFA ONLINE 4(以下、FIFA ONLINE 4)』にサービス移行したことで、売上収益は前年同期比で僅かに減少した。

ネクソン中国韓国ハイライト

日本については、主に『HIT』やモバイルブラウザゲームの原則により、売上収益は前年同期比で減少。しかし、5月末にリリースした『OVERHIT』の売上収益は、予想を上回る結果となった。

北米は、前第4四半期連結会計期間に連結子会社になったピクセルベリー・スタジオズが配信中の『Choices:Stories You Play(以下、Choices)』が売り上げに寄与し、前年同期比で増加した。

ネクソン日本北米ハイライト

費用面は、『FIFA Online 3』『真・三国無双 斬(Dynasty Warriors:Unleashed)』『HIT』の売上収益の減少に比例してロイヤリティ費用が減少。しかし、モバイルゲームのラインナップ増加に伴うクラウドサービス費用の増加や、韓国における既存ゲームタイトルの運用に係る従業員の増加などにより人件費が増加した結果、売上原価は前年同期比で増加した。

販売費と一般管理費に関しては、主に韓国における『FIFA ONLINE 4』や『KAISER』などの新規タイトル、北米における『Choices』にかかる広告宣伝費や人件費の増加などで、前年同期と比較して増加した。

その他の収益については、ナット・ゲームズ・カンパニー・リミテッドの連結子会社化に伴い段階取得に係る差益を認識した結果、前年同期比で増加。一方で、その他の費用については、減損損失の計上額が減少したことで、前年同期比で減少。外貨建ての現金預金及び売掛金などについては為替差益が発生したことで、前年同期比で金融収益は増加した。

上記の結果、売上収益は1383億800万円(前年同期比13.5%増)、営業利益は707億4100万円(同26.2%増)、税引前四半期利益は869億7900万円(同85.3%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は788億6300万円(同100.4%増)だった。

平成30年12月期第3四半期連結会計期間の業績予想は以下の通り。

ネクソン決算予想 ネクソン地域別見通し

関連サイト

株式会社ネクソンIRサイト
平成30年12月期第2四半期決算短信〔IFRS〕(連結)
平成30年12月期第2四半期決算説明資料

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