エクストリーム、ソリューション事業の安定もEPARKへの投資で減益。平成31年3月期第1四半期決算。

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主力のソリューション事業は順調。子会社化したEPARKで大幅増収も先行投資で利益率が低下。

株式会社エクストリーム(以下、エクストリーム)は、平成31年3月期第1四半期決算を8月14日に発表した。当期連結売上高は11億6400万円(前年同期比43.7%増)、営業利益は5100万円(同23.4%減)、経常利益は5000万円(同23.0%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2900万円(同23.8%減)だった。

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経営成績に関する説明

ゲーム、スマートフォンアプリ、WEB、IT企業などへ自社社員が顧客先に常駐し、技術ソリューションを提供する「ソリューション事業」、ゲーム・各種システム開発などを請け負う「受託開発事業」「その他事業」を積極的に展開し取り組んできた。

セグメント別の概況は以下の通り。

ソリューション事業
ゲーム・スマートフォンアプリ・WEB・IT企業などに対し、プログラミング・グラフィック開発スキルを持った当社社員(クリエイター&エンジニア)が顧客企業に常駐し、開発業務を提供。

当期については、スマートフォンを中心とした開発案件における旺盛な需要に支えられ、安定的に案件を受注。それにより、人材ソリューションサービスの稼働プロジェクト数は1360となった。

上記の結果、売上高は7億3909万円、セグメント利益は2億42万円だった。

受託開発事業
主にソリューション事業を通じて顧客から持ち込まれるスマートフォンアプリ開発案件、クラウドプラットフォーム構築、CRM (Customer Relationship Management)構築~導入~運用など、案件を持ち帰り形式で受託、納品するサービスを提供。案件種別では新規と既存(保守開発)に大別。また、5月に子会社化した株式会社EPARKテクノロジーズ(以下、EPARKテクノロジーズ)も本事業に含まれる。

当期間について、大型の新規案件受注はなかったが、既存(保守開発)が安定的に推移したこと、EPARKテクノロジーズの収益が加わったことで、業績に一定の貢献をした。

上記の結果、売上高は4億2484万円、セグメント利益は181万円だった。

その他事業
その他は、「ソリューション事業」「受託開発事業」に含まれない事業セグメント。具体的には、ゲーム運営のほかに、自社保有のゲームタイトルまたはキャラクターなどをさまざまな商材へ使用許諾を行なうライセンス事業が含まれている。

当期間は、国内向けゲーム配信許諾のライセンス収益が発生した。

上記の結果、売上高は89万円、セグメント利益は87万円だった。

以上の結果、当第1四半期連結累計期間については、売上高11億6483万円(前年同期比43.7%増)、営業利益5127万円(同23.4%減)、経常利益5089万円(同23.0%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益2950万円(同23.8%減)だった。

業績予想については、5月14日に発表した内容から変更はない。

エクストリーム業績見通し

関連サイト

株式会社エクストリーム公式サイト
平成31年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
平成31年3月期第1四半期 決算説明資料

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