ミスク財団、日本のゲームやアニメ企業、銀行でインターンシップ研修を6月末から実施中。

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「ミスク・グローバルフォーラム」やスポンサー提供によりインターンシップ研修が実現。両国の共同コンテンツ制作や若者の育成を目指す。

サウジアラビアのミスク財団は、自国で人気のあるアニメやゲーム、発展中の金融システム分野で若者を育成するため、2018年6月末から日本の企業でインターンシップ研修を行なっていることを発表した。

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本インターンシップは、2017年11月に開催したミスク財団主催「ミスク・グローバルフォーラム」に株式会社スクウェア・エニックス(以下、スクエニ)、東映アニメーション株式会社(以下、東アニ)、株式会社SNK(以下、SNK)の3社が参加し、2018年5月にテレビ東京で放映したアニメ『きこりと宝物』でみずほ銀行がスポンサー提供したことから実現した。

スクエニでは、6月25日~8月30日の期間で、3名を受け入れ「3Dキャラクターデザイン・2Dバックグラウンドデザイン」について研修中。

東アニでは、6月25日~8月30日に期間で11名を受け入れ、「アニメ作画の基本と知識」をテーマに研修を行なっている。

東映アニメーション株式会社

7月11日 東映アニメーション株式会社(東京都) モデルを見てデッサンの練習

東映アニメーション株式会社

7月11日 東映アニメーション株式会社(東京都) 自分の手を見てデッサンの練習

SNKでは、6月29日~8月30日に4名を受け入れ「デザインの基礎からキャラクター制作まで」について研修中だ。

SNK

7月5日 株式会社SNK(大阪府)完成した課題に対してアドバイスを受ける研修生

SNK

7月5日 株式会社SNK(大阪府) 談笑し、 交流を深めながらカリキュラムをこなす研修生

また、みずほ銀行では、6月25日~8月30日の期間で2名を受け入れ「金融専門家を目指す優秀な人材を育成する」ミスク=みずほプログラムを行なってる。

本研修について、マンガプロダクションズCEOのブカーリ・イサム氏、マンガプロダクションズでアートディレクター・アシスタントを務めるサラ・オウルダッダ氏、研修を受けているキング・サウード大学情報技術学科のアルワ・アルルズク氏は、以下のコメントを発表した。

ミスク財団 マンガプロダクションズ CEO ブカーリ・イサム氏
「マンガプロダクションズは昨年から日本の企業とアニメ・ゲームの共同制作を始めました。今後、両国の共同コンテンツ制作プロジェクトをより多く実施するために、この人材開発プログラムは欠かせません。」

マンガプロダクションズ アートディレクター・アシスタント サラ・オウルダッダ氏
「今回参加しているすべての研修生は情熱的かつ献身的で、自分たちの創造性を高めて将来得た技術と知識を世界に披露する能力を持っていると信じています。」

キング・サウード大学情報技術学科 アルワ・アルルズク氏
「私はゲーム開発を勉強しています。SNKの研修にはプログラマーとして参加しました。私の目的はゲーム開発分野を学び、より多くの経験を積むことです。私はサウジアラビアに最高の知識を持ち帰るつもりです。このプログラムの最後まで、ゲーム制作の仕事を続けることにワクワクしています。」

関連サイト

ミスク財団公式サイト(海外サイト:英語)
株式会社スクウェア・エニックス公式サイト
東映アニメーション株式会社公式サイト
株式会社SNK公式サイト
みずほ銀行公式サイト

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