中国企業の3DM GAMEが『三國志 13』海賊版などを無断配信した件に関する訴訟。2018年5月15日の第二審判決が受け入れられ、勝訴が確定。
株式会社コーエーテクモゲームス(以下、コーエーテクモゲームス)は、中国の北京三鼎夢軟件服務有限公司(以下、3DM GAME)を相手に、海賊版配信行為に対して著作権侵害訴訟を提起し、勝訴したことを公式サイトにて発表した。
本訴訟は、コーエーテクモゲームスが開発し、著作権を保有するゲームソフト『三國志 13』『信長の野望・創造』を含む5製品の海賊版を、3DM GAMEが自社サイトで無断配信していたことに対して、コーエーテクモゲームスが配信停止を求める警告をしていたが、3DM GAMEが警告を無視し、配信を継続したことによるもの。
コーエーテクモゲームスは著作権侵害を理由に、該当製品の配信差止と、損害賠償の支払いを求める民事訴訟を、2016年5月26日付(5月31日受理)で北京知的産権法院に提訴した。
第一審、第二審にてコーエーテクモゲームスの主張が全面的に認められ、3DM GAMEに約162万人民元(約2,650万円)の支払いを命じる判決(第一審判決を維持)が下された。
3DM GAMEは、最高人民法院に上告せず第二審の判決を受け入れ、損害賠償金の支払いに応じたため、コーエーテクモゲームスの最終的な勝訴が確定した。