東宝、子会社ATGとの合併公告を9月26日付の官報に掲載。

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日本の映画史に影響を与えた制作会社ATGと合併することで配給・販売事業を効率化。

東宝株式会社(以下、東宝)は、株式会社日本アート・シアター・ギルド(以下、ATG)との合併公告を9月26日付の官報に掲載した。東宝はATGの権利義務をすべて継承し、ATGは解散となる。

東宝合併

ATGは1961年から1980年代にかけて活発に映画製作をしていた会社で、他の映画会社とは異なった非商業的な映像コンテンツの製作、配給を行なってきた。また、日本の映画史に影響を与えてきた、吉田喜重氏や中島貞夫氏といった、著名な監督を世に送り出した制作機構でもあった。

1990年代に入ってからは、東宝が著作権を保有する映画の配給・販売事業を主な業務としてきたが、業務運営の効率化をはかるために、今回の吸収合併を決定した。

東宝の公式サイトでは、非連結子会社の吸収合併(簡易合併)に関するお知らせと、簡易合併公告が発表されている。

関連サイト

東宝株式会社公式サイト
非連結子会社の吸収合併(簡易合併)に関するお知らせ
東宝株式会社 簡易合併公告

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