Lyact、小説家の作品を声優が音声化して配信するプラットフォーム「Writone」をリリース。

ベータ版では500人以上のユーザー獲得し、声優学校への導入も決定。開発体制を強化し、不足している機能を追加、開放予定。

株式会社Lyact（以下、リアクト）は、NOW株式会社とF Ventures LLPを引受先とする第三者割当増資による資金調達を実施し、VoiceBook配信プラットフォーム「Writone」のウェブ版とiOSアプリ版をリリースしたことを発表した。

「Writone」は、小説家の作品を声優が音声化して配信するVoiceBook配信プラットフォーム。

小説の投稿や音声化は誰でも簡単に行なえるため、アマチュアの作家や声優たちの間で急速に認知を広げ、小説家と声優限定で公開していたベータ版では、500人以上のユーザーを獲得。さらに、一部の声優学校では、カリキュラムの一環として「Writone」の導入が決定した。

今回のリリースでは、実際に音声小説が聞ける「リスナーモード」を開放し、全ユーザーが利用可能になった。不足している機能については、今回調達した資金により開発体制を強化。今後のアップデートで機能を追加、開放する見込みだ。

本サービスの発表に伴い、リアクトの代表取締役である古賀聖弥氏がコメントを寄せた。

代表取締役　古賀聖弥氏
「今、作家を目指している人は数100万人、声優を目指している人は40～50万人いると言われています。
しかし、実際にその分野で成功できる人は1%もいません。現在、テスト登録しているユーザーは、作家、声優だけでも500人を超えており、小説作品は既に800冊も集まっています。そして、たくさんの小説が音声化されていますが、どれも素晴らしく、作品から熱意がひしひしと伝わってくるものばかりです。Writoneを通して、小説を書くことが好きな方や、小説を読み上げること、声で仕事をしていきたい方々の活動を、少しでも支えていけたらうれしいです。」