「うたプリ」イベントグッズを中心にグッズ販売が好調。TCG「Z/X」は新弾の出足が順調で利益がV字回復。
株式会社ブロッコリー（以下、ブロッコリー）は、平成31年2月期 第2四半期決算を10月12日に発表した。当期連結経営成績については、売上高は27億6100万円（前年同期比22.6％増）、営業利益は3億3500万円（同292.9％増）、経常利益は3億4100万円（同244.5％増）、四半期純利益は2億2500万円（同248.6％増）だった。
経営成績に関する説明
第1四半期から継続して女性向け主力コンテンツ「うたの☆プリンスさまっ♪（以下、うたプリ）」のイベントグッズ販売が売上高に大きく寄与。
2018年6月から開催した夏季限定「うたプリ」コンセプトショップ『SHINING STORE 2018』は、東京、大阪、名古屋、福岡の4大都市で開催し、人気ぬいぐるみシリーズ「PRINCE CAT」の新商品を発売。また、マジカルキッチン株式会社が運営する手作りキャンディー専門店「CANDY SHOW TIME」とのコラボレーション商品も好調を博し、『SHINING STORE 2018』全体でも前年実績を上回る売上高となった。それにより、「うたプリ」関連グッズは、前年同期の売上高を超えて好調に推移した。
また、「うたプリ」のゲームアプリ『うたの☆プリンスさまっ♪ Shining Live』は、4月に大型アップデート、8月に1周年特別イベントを開催したことにより、ロイヤリティは引き続き安定的に推移している。
新コンテンツとして、8月に発売したPlayStation Vita専用ソフト『殺し屋とストロベリー』は、販売初動での業績貢献には至らなかったが、コンテンツ育成に向けて新展開を企画中だ。
他社ライセンスグッズについては、ブロッコリー発のヒットぬいぐるみシリーズ「ちゅんコレ」が、多数の他社タイトルのライセンス許諾を得られたことでラインナップの大幅強化に結び付いた。特に7月から8月にかけて、ブロッコリー通販サイトで開催したフェア企画「夏のちゅんコレ祭り」が好調であったことなどにより、「うたプリ」関連グッズと同様、前年同期の売上高を上回った。
トレーディングカードゲーム「Z/X -Zillions of enemy X-（ゼクス ジリオンズ オブ エネミー エックス 以下、Z/X）」についても、第1四半期から継続して順調に推移。6月のジューンブライドに合わせて、人気ゼクスがウェディング衣装姿で登場するEXパック第11弾『よめ ドラ』も大変好調な販売となり、上期において前年を上回る売上高を達成。続いて第3四半期の9月に発売した『Z/X プレミアムパック ゼクプレ！』では、好評の「イグニッション・オーバーブースト」システムを人気のゼクス達にも実装したプレミアムパックの発売も好調で、シリーズ累計2700万パックを突破した。引き続きのコスト改善も図りながら、通期の売上高、利益のV字回復、業績寄与に向け順調に進捗している。
以上の結果、当第2四半期累計期間については、売上高27億6100万円（前年同期比22.6％増）、営業利益3億3500万円（同292.9％増）、経常利益3億4100万円（同244.5％増）、四半期純利益2億2500万円（同248.6％増）となり、前年同期実績から大幅な業績回復となった。
業績予想については、4月13日に発表した内容から変更はない。
