SHIFT、新規顧客からの売上増加で営業利益12億円 2018年8月期決算

長期的なプロジェクトへの参画で、金融・流通業界からの新規顧客が増加。競合他社との差別化や新規拠点の開設などで、収益基盤を強化。

株式会社SHIFTは、2018年8月期決算を10月11日に発表した。当期売上高は127億9200万円(前期比56.5%増)、営業利益は12億円(同206.8%増)、経常利益は12億3800万円(同181.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は3億6800万円(同76.5%増)とだった。

シフト決算 サマリー 決算概要 業績推移

経営成績の概況

当期は、業界No.1のポジショニングのための「アカウントの強化」として、前期から取り組んできた各業界トップ企業との関係を強化。注力業界の顧客獲得、受注拡大が進行した。

また、「サービスの強化と新しい価値の創造」として、新サービス開発と他社との業務連携を積極的に推進し、「人材の強化・育成」として多様な採用手法や人材交流などを促進した。

以上の結果、当期の売上高は127億9268万円(前期比56.5%増)、営業利益は12億90万円(同206.8%増)、経常利益は12億3851万円(同181.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は3億6823万円(同76.5%増)とだった。

セグメント毎の業績は以下の通り。

エンタープライズ市場
金融業、流通業、製造業、通信業、ウェブサービス業など社会基盤を支える企業における業務システムや情報システムにおいて、ソフトウェアの品質保証に関するサービス全般を提供。

当期は、特にIT投資規模が大きい金融業、流通業を注力業界として定めて取り組んだ結果、長期的な関係構築を視野に入れたプロジェクトへの参画が進行。新規顧客からの売上高が、徐々に増加した。

上記の結果、売上高112億7660万円(前期比64.2%増)、営業利益26億1042万円(同89.9%増)だった。

エンターテインメント市場
モバイルゲーム、ソーシャルゲーム、コンシューマゲーム等を消費者に向けて提供する方に向け、品質管理工程やデバック業務のアウトソーシング、カスタマーサポート業務のアウトソーシングにより、ビジネスの付加価値を向上させるサービスを提供。

当期は、エンタープライズ市場との社内シナジーを生かし、競合との差別化を図ったことによる既存顧客の受注拡大や新規拠点の開設などを行ない、収益基盤の強化を行なった。

上記の結果、売上高15億1607万円(前期比16.1%増)、営業利益4億41万円(同18.8%増)だった。

2019年8月期の連結業績予想は、売上高180億円(前年度比40.7%増)、営業利益14億円(同16.6%増)、経常利益13億5000万円(同9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益8億3000万円(同125.4%増)の見通しと発表した。

来期目標

関連サイト

株式会社SHIFT公式サイト
2018年8月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2018年8月期第4四半期及び通期決算説明会資料