グリー、前年同期比40%減少するも営業利益16億円 2019年6月期第1四半期決算

既存ゲームの運営や海外展開に向けて準備を継続。新作ゲーム『ワイルドアームズ』やVTuber専用プラットフォーム「REALITY」を配信。

グリー株式会社(以下、グリー)は、2019年6月期第1四半期決算を10月26日(金)に発表した。当期連結経営成績については、売上高は181億5700万円(前年同期比16%減)、営業利益は16億1600万円(同40%減)、経常利益は21億6600万円(同28.2%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は20億8300万円(同9.4%増)だった。

グリー グリー決算概要

経営成績に関する説明

第1四半期連結累計期間に関しては、主力のゲーム・エンタメ事業で、既存のスマートフォン向けゲームアプリの継続的な運営と海外展開へ向けた準備を継続しながら、新規タイトルを開発。新規ゲーム『ワイルドアームズ ミリオンメモリーズ』をリリースした。

事業サマリー

その他にも、VTuber専用ライブ配信プラットフォーム「REALITY」を8月7日から配信。広告・メディア事業では、コミュニティの活性化やコンテンツ拡充によりメディア力を強化した。

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また、当期間において、為替相場が円安に推移したことによる為替差益や関係会社株式売却益、投資事業組合運用益を計上した。

以上の結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高181億5700万円(前年同期比16%減)、営業利益16億1600万円(同40%減)、経常利益21億6600万円(同28.2%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益20億8300万円(同9.4%増)だった。

連結業績見通しについては、2019年6月期第1四半期連結累計期間の実績や最近の業績動向を踏まえ、2019年6月期第2四半期(累計)の売上高は351億5700~361億5700万円、営業利益は26億1600~31億1600万円、経常利益は31億6600~36億6600万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は25億8300~30億8300万円を見込んでいる。

関連サイト

グリー株式会社公式サイト
2019年6月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2019年6月期第1四半期 決算説明会