enish、『欅のキセキ』好調も営業損失4億円超 平成30年12月期第3四半期決算

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『欅のキセキ』は累計350万DL突破と好調も、主力のブラウザゲームが落ち込み売上が減少。

株式会社enishは、平成30年12月期第3四半期決算を10月30日に発表した。当期の累計経営成績については、売上高は42億3100万円(前年同期比51.5%増)、営業損失は4億5200万円、経常損失は4億4800万円、四半期純損失は4億5700万円だった。

決算 ハイライト

経営成績に関する説明

ゲーム事業では、女性アイドルグループ「欅坂46」初の公式ゲームアプリ『欅のキセキ』が、累計350万ダウンロードを突破し、ユーザー評価がApp Storeで「4.8」、Google Playで「4.5」と好評を得ている。

また、第3四半期会計期間で、全国のローソン店舗との連動によるコラボ企画や、映画『響-HIBIKI-』とのコラボイベントなどを実施し、ゲーム内の活性化をはかった。今後も多くのユーザーに楽しんでもらえるよう、1周年フェスをはじめ、リアルインセンティブの強化、コンテンツの拡充、コラボ企画などの施策を行ない、収益基盤の安定化に努める。

サービス開始から8年目に突入したブラウザタイトル『ぼくのレストラン2』『ガルショ☆』に関しては、新機能の追加や継続的なコラボの実施、コストコントロールにより収益水準を維持。よりきめ細やかな対応をはかり、安定した収益水準の維持に努めていく。

新規タイトルに関しては、2019年のリリースに向けた、他社IPをいかしたタイトルと、enishのノウハウを生かしたオリジナルタイトルの2本を開発中。開発コストを計上した。

ゲーム事業

非ゲーム事業は、ファッションレンタルサービス「EDIST.CLOSET」で秋モデルを公開し、「EDIST.CLOSET アプリ」をリリースした。今後は、顧客満足度向上につながる施策や話題性を創出するコラボイベントなどを行なって収益基盤の構築に努め、仕事や家事・育児に忙しい女性に、より豊かなライフスタイルが送れるようサービスを提供する。

また、8月1日から9月16日までの期間で、安室奈美恵氏の新しい旅立ちを応援するプロジェクト『セブン-イレブン PRESENTS WE LOVE NAMIE アプリ』の開発と運営を行なった。本開発のノウハウをいかして企画を今後も進める。

非ゲーム事業

以上の結果、当第3四半期累計期間の業績は、売上高42億3100万円(前年四半期比51.5%増)、営業損失4億5200万円、経常損失4億4800万円、四半期純損失4億5700万円だった。

関連サイト

株式会社enish公式サイト
平成30年12月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
2018年12月期 第3四半期決算説明資料

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