アエリア、コンテンツ事業の広告宣伝費で前年同期比減も営業利益17億円 平成30年12月期第3四半期決算

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スマホゲーム『A3!』の収益好調やサイバードが子会社になったことで売上高は増加。業績予想は中国語版『A3!』の配信延期で下方修正。

株式会社アエリア(以下、アエリア)は、平成30年12月期第3四半期決算を11月14日に発表。当期の連結経営成績については、売上高は240億200万円(前年同期比147.4%増)、営業利益は17億8500万円(同25.2%減)、経常利益は16億2400万円(同33.4%減)、親会社株主に帰属する四半期純損失は1億2100万円だった。

アエリア決算

経営成績に関する説明

アエリアグループは、ITサービス事業をコア事業に、安定した収益基盤を強化。コンテンツ事業についても、スマートフォンやタブレットなどのモバイルコンテンツの開発事業、配信、運営事業を強化し、子会社各社の強みをいかして、これまでのマス・マーケットからターゲット層を絞ったニッチ・マーケットでの基盤をつくり、多様化する顧客ニーズに合ったサービスの提供に努めてきた。

以上の結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高240億200万円(前年同期比147.4%増)、営業利益17億8500万円(同25.2%減)、経常利益16億2400万円(同33.4%減)、親会社株主に帰属する四半期純損失1億2100万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純利益15億200万円)だった。

また、EBITDA(営業利益+減価償却費+のれん償却額)は27億5000万円、のれん償却前四半期純利益(親会社株主に帰属する四半期純利益+のれん償却額)は4億1700万円だった。

セグメント毎の業績は以下。

ITサービス事業
電子出版に特化したアフィリエイト事業を行なう株式会社ファーストペンギンと、データサービス事業を行なう株式会社エアネットが安定した収益を獲得。

上記の結果、売上高は47億5200万円(前年同期比36.8%増)、営業利益は4億1100万円(同2.6%増)となった。

コンテンツ事業
スマートフォン・タブレット向けゲームの開発、配信、運営、ドラマCDやボイスCD、キャラクターグッズの販売などを行なっている。

スマートフォン向けゲーム『A3!(エースリー)』の収益が好調に推移し、株式会社サイバードが連結子会社となったことにより売上高は増加。しかし、広告宣伝費などの支出により、営業利益は減少した。

上記の結果、売上高は100億8600万円(前年同期比59.9%増)、営業利益は8億6500万円(同57.8%減)となった。

アセットマネージメント事業
不動産の賃貸や売買、国内外の企業などへの投資を行なっている。

上記の結果、売上高は84億700万円、営業利益は5億3500万円となった。

その他
清掃、化成品事業などを行ない、それにより売上高は8億円、営業損失は500万円となった。

業績予想については、子会社の株式会社リベル・エンタテインメントのゲーム『A3!』の中国版配信が、2018年夏から諸般の事情で来期以降に延期されたことに伴い、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益のいずれも前回公表した予想から下回る見込みになったと発表。

修正後の業績予想は以下。

アエリア修正

関連サイト

株式会社アエリア公式サイト
平成30年12月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
平成30年12月期連結業績予想の修正に関するお知らせ

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