『ファントム オブ キル』など、数多くのスマッシュヒットを飛ばしてきたパブリッシャー・gumi。その2016年リリース第1弾が『誰ガ為のアルケミスト』です。
本作は自ら“タクティクスRPGの最高峰”と謳っていますが、はたしてその実力はいかほどなのか。さっそくプレイしてみました。
▲オープニングアニメーションはアニメ『マクロス』シリーズなどで知られる河森正治監督によるもの。音楽は数々のゲーム音楽を手がけてきた下村陽子さんによるもので、冒頭からいきなり豪華!
◆これでもかというくらい正統派! 真っ向勝負で切り込んできた作品!
本作はマップ上に展開した敵キャラを自軍のキャラで打ち破っていくシミュレーションRPG(SRPG)です。
敵を倒したりマップごとに決められたミッションをクリアしたりすることで、経験値やアイテムなどが手に入り、それを元にキャラを強化していくという、まさに正統派のシステム。
gumiは前述した『ファンキル』という多数のファンを得たSRPGをリリースしていますが、本作には『ファンキル』にはなかったマップの高低差や方向の概念があり、戦略性がより高まっているのです。
▲ミッションに連れていけるのはメイン4キャラ、サブ2キャラの計6キャラが基本。
▲示された移動範囲内をタップすればキャラが移動し、攻撃や魔法などのコマンドを選択して攻撃します。
各キャラにはジョブ(職業)や属性、レアリティなど、さまざまな特性があり、レベルアップや装備品によってどんどん強くなっていきます。マップの形状や出現する敵次第でキャラの有利不利はどうしても出てきてしまうので、出撃するキャラをあれこれ入れ替えるか、それともお気に入りのキャラで固定するか……いざミッションが始まればどうやって戦いを優位に進めていくかで悩みますが、出撃前からあれこれ考えちゃいますね。
▲ミッションなどで得られる装備を全部揃えると、ジョブのレベルアップができます。足りない装備をゲットするため、ふたたび戦地へ!
◆コンシューマゲームに劣らない充実度! 時間をかけて、じっくり遊びたい!
本作はSRPGとしてはあまり奇をてらったところはありません。しかし先が気になるシナリオや個性豊かなキャラたちの魅力で溢れています。
またシナリオが進行するクエスト以外にも、オートでほかのプレイヤーのキャラたちと戦う闘技場やマルチバトルなどゲームモードも多彩。やりこみ度満点です。
『誰ガ為のアルケミスト』をプレイすると、もはやスマホのゲームも、コンシューマゲーム並の充実度になってきたのだなぁと実感します。じっくり長く遊べるゲームを探しているという人は、ぜひ遊んでみてはいかがでしょうか?
▲ストーリーは冒頭から、かなりショッキングな展開を見せます。これから先、どう展開するのか……。
▲ゲームモードやミッションがたくさん! 長くつきあっていけるゲームになりそうです。