【レビュー】『メダルマスターズ』放置ゲームの手軽さとアクションの緊張感を両立したRPG! 普段はあっさり、休日はガッツリ、そんなプレイスタイルに最適!

『メダルマスターズ』は、手軽さと緊張感を併せ持つRPGだ。忙しい人にぴったりな放置ゲームの要素と、プレイヤーの技次第でキャラクターのレベルをはるかに超えた強敵をも打ち倒せるアクション要素が融合している。普段のレベル上げはオートであっさり、休日にはボス戦でガッツリ、などのように遊びかたを切り替えられるのが最大の魅力だ。

タイトル画面

◆タップのタイミングがものを言う! 緊迫のバトルシステム!

 基本的には、ガチャなどで手に入れた「英雄」最大4体まででパーティを組み、スタミナを消費してステージに挑む。英雄たちは基本的にオートで戦ってくれる。プレイヤーがすべきは、タイミングを見計らって「ヒーロースキル」を発動することだけ。普段のステージなら放置でもOKという手軽さだ。

英雄
▲デフォルメされた英雄たちが、ちょこまか駆け回って戦ってくれる。なんとも言えないかわいらしさ。

 ヒーロースキルを発動すると、英雄の周りに白い魔法陣が現れる。この魔法陣が一定の大きさになったときにタップすると、「ブリッツ」が発動し、スキルの効果が跳ね上がる。連続でブリッツを発動させると「コンボ」となり、効果倍率は最大で200%にまで上昇する。タイミングはシビアだが、ブリッツをうまく使えば格上の強敵にも勝ててしまうことも多い。

ブリッツ
▲ブリッツ発動! ランクの低い英雄は、ステータスが低い代わりに魔法陣の動きがゆっくりで、スキルのクールタイムも短くブリッツのコンボをつなぎやすい。まずは低ランクパーティで練習しよう。

 オートバトルでサクサク進める雑魚戦とは打って変わって、要所に登場するボスは強力。次々に容赦ない猛攻をしかけてくる。しかし、敵の苦手属性でそろえたパーティを組んだり、ブリッツをうまくつないだりと、プレイヤーがひと工夫すれば戦況は大きく変わる。戦略の練りがいがあるシステムがうれしい。

ジャンヌ
▲この大型敵が最初のボス「ジャンヌ」。初対戦ではメインパーティがあっさり敗北してしまった。その後、戦略を練り直してなんとか勝利!

英雄2
▲英雄には属性と兵種が定められていて、それぞれ異なる特性を持つ。ステータスで選ぶか、兵種で選ぶか、はたまたコンボのつなぎやすさで選ぶか……ああ、悩ましい!

◆魅力あふれるキャラクター! これはいいツンデレです!

 ゲームを彩るキャラクターも魅力的だ。プレイヤーの案内役となる王女のエリエールは、いわゆるツンデレキャラ。しかし「毎回変わる一言コメントは、何を言えばいいかいつも悩んでいる」、「チュートリアルで回すガチャの料金を、自腹で払ってくれる」などなど、独特の“味”を持っている。

エリエール
▲文無しの主人公のために自腹切ってくれるエリエールさま。感謝してもしきれません。「勘違いしないでよ! 貸してあげるんだからね!!」。

 また、メインストーリー以外のゲームモードも充実。「訓練所」では、放置するだけで英雄の経験値を稼ぐことができる。また「略奪戦」では他プレイヤーのパーティと戦い、勝利すれば相手のゲーム内通貨などを略奪できる。これ以外にもさまざまなモードが搭載されていて、プレイヤーを飽きさせない。

訓練所
▲放置でOKの訓練所が便利。訓練時間が過ぎると通知してくれる機能もある。

略奪戦
▲略奪戦に参加するパーティはみな強力。鍛え上げた英雄たちで挑戦だ!

 プレイヤー自身の技術で勝利がぐっと近づくのが『メダルマスターズ』の魅力。一方で、忙しい日常生活の合間で遊べる手軽さも失われてはいない。じっくりと長く遊び続けるゲームを求めている人にオススメだ。

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