gumi、一部タイトルの配信停止で収益減 平成31年4月期第2四半期決算

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『ファンキル』『タガタメ』などの主力ゲームは好調も、新規タイトルの苦戦や主力ゲームの広告宣伝費増加で大幅な減益。

株式会社gumi(以下、gumi)は、平成31年4月期第2四半期決算を12月7日に発表した。当期連結経営成績については、売上高は117億4669万円(前年同期比15.9%減)、営業損失は6億1077万円、経常損失は5億2030万円、親会社株主に帰属する四半期純損失は4億2186万円だった。

決算 決算概要 業績推移

経営成績に関する説明

モバイルオンラインゲーム事業
主力タイトルの『ファントム オブ キル』『誰ガ為のアルケミスト(日本語版、タガタメ)(海外言語版)』『クリスタル オブ リユニオン(日本語版)(海外言語版)』や、株式会社スクウェア・エニックスとの共同開発タイトル『ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス(日本語版)(海外言語版)』に関しては堅調に推移したが、前連結会計年度及び当連結会計年度に配信した新規タイトルの売上寄与が伸びず、経営資源の選択と集中のために、一部タイトルの配信を停止した結果、売上高が減少した。

また、一部主力タイトルにおけるTVCMの放映や、新規タイトルの配信に伴うプロモーションなど、広告投資を実施。その他のタイトルに関しては、費用対効果を重視したプロモーションを行なった。

上記の結果、売上高は117億4669万円(前年同期比15.9%減)、営業損失は4億3731万円(前年同期は5億4839万円の営業利益)だった。

VR/AR事業
市場の急拡大が見込まれるVR/AR市場において、早期に優位なポジションを築くことが重要な課題だと考え、gumiグループは、市場の状況に合わせて投資を行なっていく方針。市場の黎明期においては、主にファンド出資を通じたVR/AR関連企業の成長支援を国内外で行ない、成長期にはコンテンツの開発を主体的に取り組み、VR/AR事業の収益化を目指していく。

当第2四半期連結累計期間は、Tokyo XR Startups株式会社とNordic XR Startups Oyなどにおけるインキュベーションプログラムを通して、世界を代表する企業の育成と輩出を目指して国内外のVR/AR市場におけるスタートアップ企業に対して、支援を提供した。

また、gumiグループがジェネラル・パートナーとして参画しているVenture Reality Fundを通じたグローバル投資を行ない、有力な技術やコンテンツ、人材を保有する企業との戦略的な連携をはかってきた。

上記の結果、営業損失は1億7345万円(前年同期は1億2953万円の営業損失)だった。

以上の結果、当第2四半期連結累計期間のgumiグループについては、売上高は117億4669万円(前年同期比15.9%減)、営業損失は6億1077万円(前年同期は4億1885万円の営業利益)、経常損失は5億2030万円(前年同期は3億5257万円の経常利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失は4億2186万円(前年同期は1億8366万円の親会社株主に帰属する四半期純利益)だった。

業績予想

関連サイト

株式会社gumi公式サイト
株式会社gumi IR情報サイト
平成31年4月期第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2019年4月期第2四半期決算説明資料

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