創通、「ガンダム」シリーズの好調で営業益28%増の6億7000万円 平成31年8月期 第1四半期決算

メディア事業の新規受注減少による減収も、ライツ事業の好調で増益。

株式会社創通(以下、創通)は、平成31年8月期 第1四半期決算(連結)を1月11日に発表。当期の連結経営成績は、売上高32億2400万円(前年同期比2.8%減)、営業利益6億6900万円(同27.8%増)、経常利益6億7300万円(同28.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益4億6100万円(同17.2%増)となった。

創通決算

経営成績に関する説明

創通グループでは、中核のアニメーション作品やエンタテインメントコンテンツのプロデュースにおいて、より良い企画・ビジネススキームの提案により、新たなスポンサーの獲得に注力するとともに、新たな二次利用の市場を開拓し、アニメーションキャラクターの版権ビジネスを拡大するという方針のもと、事業展開をはかってきた。

この結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は32億2400万円(前年同期比2.8%減)、営業利益6億6900万円(同27.8%増)、経常利益6億7300万円(同28.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益4億6100万円(同17.2%増)となった。

セグメント別の状況は、以下の通り。

メディア事業)
メディア事業においては、継続番組である「それいけ!アンパンマン」の他、「色づく世界の明日から」「閃乱カグラ SHINOVI MASTER-東京妖魔篇-」「叛逆性ミリオンアーサー」「CONCEPTION」等の新作のテレビアニメーション番組についての製作出資・製作委員会の組成・共同運営並びにプロデュース事業を実施した。

期初の計画通りに推移したが、当社管理のキャラクターを利用した販促・集客キャンペーン、イベントの新規受注が減少し、前年同期に比べ売上高減少の主な要因となった。

この結果、メディア事業の売上高は19億500万円(前年同期比18.9%減)、営業利益7400万円(同15.7%減)となった。

ライツ事業
ライツ事業においても概ね計画通りに推移した。「ガンダム」シリーズ以外については、製作委員会からの配分金が減少したものの、「ガンダム」シリーズについては、玩具及びアーケードゲームに関する商品化権収入の増加により、前年同期に比べ売上高増加の主な要因となった。

この結果、ライツ事業の売上高は12億7400万円(前年同期比38.3%増)、営業利益6億2400万円(同35.4%増)となった。

スポーツ事業
スポーツ事業においては、プロ野球のオフシーズンに当たるため売上額自体は大きくないが、概ね期初の計画通りに推移した。

この結果、スポーツ事業の売上高は4500万円(前年同期比5.4%減)、営業損失600万円(前年同期営業損失7百万円)となった。

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