サイバーエージェント、「AbemaTV」事業の赤字拡大も営業利益53億円 2019年9月期第1四半期決算

サイバーエージェント

ゲーム事業では新規タイトルを中心に広告宣伝を積極的に展開。複数事業が前年同期比で利益減も、投資育成事業は大きく増益。

株式会社サイバーエージェント(以下、サイバーエージェント)は、1月30日に2019年9月期第1四半期決算を発表。当期の連結経営成績に関しては、売上高1108億5500万円(前年同期比13.2%増)、営業利益53億4600万円(同35.2%減)、経常利益51億6500万円(同33.7%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益9億1600万円(同61.2%減)だった。

決算

経営成績に関する説明

サイバーエージェントグループは、スマートフォン市場の成長を取り込む一方で、中長期の柱に育てるため、今期を前期に引き続き「AbemaTV」への投資期と位置つけている。

以上の結果、当第1四半期連結累計期間における売上高は1108億5500万円(前年同期比13.2%増)、営業利益は53億4600万円(同35.2%減)、経常利益は51億6500万円(同33.7%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は9億1600万円(同61.2%減)となった。

セグメント別の経営成績は次のとおりであります。
メディア事業
「AbemaTV」「Ameba」「タップル誕生」などが属している。

前期に引き続き「AbemaTV」への投資期でありつつも、売上が伸長した。

上記の結果、売上高は95億2800万円(前年同期比29%増)、営業損失は49億9100万円(前年同期は32億9800万円の損失)だった。

ゲーム事業
株式会社Cygames、株式会社サムザップ、株式会社Craft Eggなどが属している。

新規タイトルを中心に広告宣伝を積極的に展開した。

上記の結果、売上高は363億6300万円(前年同期比7.8%増)、営業利益は31億9300万円(同43.4%減)だった。

インターネット広告事業
インターネット広告事業本部、株式会社CyberZなどが属している。

スマートフォン向け広告を順調に販売した。

上記の結果、売上高は628億4000万円(前年同期比9.7%増)、営業利益は45億4300万円(同17.1%減)だった。

投資育成事業
コーポレートベンチャーキャピタル、株式会社サイバーエージェント・キャピタル(2019年月に株式会社サイバーエージェント・ベンチャーズから社名変更)におけるファンド運営などが属している。

売上高は38億9500万円(前年同期比366.6%増)、営業利益は33億9600万円(同565.5%増)だった。

その他事業
株式会社シーエー・モバイル、株式会社ウエディングパークなどが属している。

売上高は45億8300万円(前年同期比13.3%増)、営業利益は2700万円(同94.9%減)だった。

関連サイト

株式会社サイバーエージェント公式サイト
2019年9月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

サイバーエージェント