売上は有料会員数が減少も顧客単価が上昇。四半期純利益は子会社の吸収合併による税金費用減少で増益。
株式会社エムティーアイは、1月30日に平成30年9月期第1四半期決算を発表。当期連結経営成績について、売上高は75億1700万円（前年同期比1.6％減）、営業利益は6億6100万円（同42.4％減）、経常利益は6億1900万円（同45.0％減）、親会社株主に帰属する四半期純利益は8億100万円（同18.4％増）となった。
経営成績に関する説明
スマートフォン端末の販売台数が伸び悩んでいることなどから、携帯ショップを通じたスマートフォン有料会員の獲得に苦戦した。その結果、2017年12月末の同有料会員数は516万人（2017年9月末比16万人減）、全体有料会員数は635万人（同21万人減）となった。
売上高については、前期と比べてスマートフォン有料会員数が減少したが、顧客単価（ARPU）の上昇傾向が継続。また、株式会社ビデオマーケットの連結子会社化（2017年3月実施）に伴う売上高の加算もあり、前年同期比でほぼ横ばいとなった。
売上総利益については、動画配信の品揃え強化に伴い売上原価が増加したことで、59億2600万円（同6.8％減）の減益となった。
営業利益および経常利益についても、売上総利益の減益の影響で減少した。
親会社株主に帰属する四半期純利益については、子会社のクライム・ファクトリー株式会社を2017年10月1日に吸収合併し、同社の繰越欠損金を引き継いだことなどにより、税金費用が減少したことで増益となった。
以上の結果、売上高は75億1700万円（前年同期比1.6％減）、営業利益は6億6100万円（同42.4％減）、経常利益は6億1900万円（同45.0％減）、親会社株主に帰属する四半期純利益は8億100万円（同18.4％増）だった。
