任天堂、Nintendo Switchの好調で営業利益は2200億円 平成31年3月期第3四半期決算

任天堂

年末商戦や人気シリーズの新作がNintendo Switchの販売数を大きく牽引。スマートフォンゲームやゲームの追加コンテンツの売上も好調。

任天堂株式会社は、平成31年3月期第3四半期決算を1月31日(木)に発表した。当期の連結経営成績については、売上高は9972億9500万円(前年同期比16.4%増)、営業利益は2200億2900万円(同40.6%増)、経常利益は2402億6800万円(同23.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1687億8500万円(同24.9%増)だった。

決算

連結経営成績に関する説明

Nintendo Switchについては、10月に発売した『スーパー マリオパーティ』が530万本、11月に発売した『ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ』が1000万本、12月に発売した『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』が1208万本を販売する大ヒットとなり、プラットフォームの活性化に貢献した。これに加えてソフトメーカーのタイトルも順調に販売数を伸ばしたことで、当期のミリオンセラータイトル数は20タイトルとなった。

ミリオンセラー

当期ミリオンセラー(任天堂タイトル)

年末商戦では、ソフトウェアによるハードウェア販売の大きな牽引もみられ、その結果ハードウェアの販売台数は1449万台(前年同期比19.5%増)、ソフトウェアの販売本数は9464万本(同100.9%増)となった。

一方で、発売から8年目を迎えたニンテンドー3DSでは、ハードウェアの販売台数は231万台(同60.5%減)、ソフトウェアの販売本数は1108万本(同64.5%減)となった。

「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」については、合計583万台を販売した。

ゲーム専用機におけるデジタルビジネスに関しては、主にNintendo Switchのパッケージ併売ソフトや追加コンテンツ等による売上が伸び、デジタル売上高は842億円(同95.1%増)となった。

スマートデバイスビジネスについては、『ドラガリアロスト』をはじめとする新作や、すでに配信済みのアプリも国内外で多くのユーザーに楽しんでもらえ、スマートデバイス・IP関連収入などの売上高が333億円(同14.7%増)となった。

以上の結果、売上高は9972億9500万円(うち、海外売上高7749億円、海外売上比率77.7%)、営業利益は2200億2900万円、経常利益は2402億6800万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は1687億8500万円となった。

当期の連結業績予想については、4月26日に発表した内容から変更はないと発表された。

関連サイト

任天堂株式会社公式サイト
平成31年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

任天堂