ガーラ、スマートフォンアプリ事業の売上増で赤字縮小 営業損失1億7000万円 平成31年3月期第3四半期決算

ガーラ

スマートフォンアプリ事業が前年同期比で大幅な増加。韓国では『Flyff Online』などのゲーム配信でセグメント利益が黒字回復。

株式会社ガーラ(以下、ガーラ)は、平成31年3月期第3四半期決算を2月8日に発表。当期連結経営成績については、売上高6億9000万円(前年同期比26.8%増)、営業損失1億7300万円、経常損失1億6900万円、親会社株主に帰属する四半期純損失1億7300万円だった。

ガーラ決算 損益推移 レビュー ガーラグループ企業

経営成績に関する説明

当第3四半期連結累計期間については、スマートフォンアプリ事業の売上高が前年同四半期と比較して大幅に増加。また、スマートフォンアプリ事業の売上高の増加にともない、売上原価が増加した。これにより、売上高については大幅な増収となった。

販売費及び一般管理費については、前年同四半期比でマーケティング活動費用が増加した。

上記の結果、売上高6億9006万円(前年同四半期比26.8%増)、営業損失1億7339万円(前年同四半期営業損失2億2734万円)、経常損失1億6920万円(前年同四半期経常損失2億2220万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失1億7349万円(前年同四半期親会社株主に帰属する四半期純損失2億2771万円)となった。

セグメント毎の業績は以下の通り。

日本
韓国のゲーム開発会社Fox Games Co.,Ltdが開発したスマートフォンゲームアプリ『FOX -Flame Of Xenocide-(フォックス)』を、連結子会社の株式会社ガーラジャパン(以下、ガーラジャパン)が2018年12月にダウンロード配信を開始した。配信開始後の売上高は、概ね順調に推移している。

一方、連結子会社Gala Lab Corp.が開発したスマートフォンゲームアプリ『Flyff Legacy(フリフレガシー)』の日本語版については、Gala Lab Corp.によるグローバルサービス開始により、パブリッシャーがガーラジャパンからGala Lab Corp.に変更したこと、配信中の『Arcane(アーケイン)』の売上減少により、前年同四半期と比較し売上高(内部取引を含む)が減少した。

費用については、『Arcane』に係るマーケティング活動費用が、前年同四半期と比較して減少したことで、販売費と一般管理費が減少した。

上記の結果、売上高は6222万円(前年同期比68.1%減)、セグメント損失が1億7368万円(前年同四半期は1億2780万円の損失)となった。

韓国
スマートフォンアプリ事業においては、Gala Lab Corp.が開発した『Flyff Legacy』の韓国語版リリース以来、グローバルなネットワークを活かした多言語展開による配信を進めている。また、2018年5月に開発と運営業務の効率化をはかるため、一部の地域を除き、Gala Lab Corp.が『Flyff Legacy』のグローバルサービスを開始し、売上高が増加した。

連結子会社Gala Mix Inc.が開発した歩数計アプリ「Winwalk(ウィンウォーク)」については、グローバルなネットワークを活かした配信を進めており、2018年9月にドイツ、イタリア、アイルランド、スペイン、12月にカナダで英語版を配信した。

Gala Connect Inc.が開発したスマートフォンゲームアプリ『SpinClash(スピンクラッシュ)』も、アメリカやカナダ、フィリピンの各地域にて、英語版を配信。

オンラインゲーム事業については、Gala Lab Corp.の主力ゲーム『Flyff Online(フリフオンライン)』をフィリピンにて配信を再開。配信再開後の売上高は概ね順調に推移し、前年同四半期比で売上高が増加した

費用については、『Flyff Legacy』かかるマーケティング活動費用が、前年同四半期比で増加したため、販売費と一般管理費が増加した。

上記の結果、売上高は6億7862万円(前年同期比60%増)、セグメント利益45万円(前年同四半期は9697万円の損失)となった。

関連サイト

株式会社ガーラ公式サイト
平成31年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2019年3月期第3四半期決算補足説明資料

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