スターツ出版、紙と電子、両媒体の販売強化で増収増益 営業利益は5億円 2018年12月期決算

スターツ出版

小説サイト「野いちご」や「Berry’s cafe」の体制強化、電子コミックの成長などで販売数が増加。

スターツ出版株式会社(以下、スターツ出版)は、2018年12月期決算を2月12日(火)に発表。当期連結経営成績については、売上高は47億800万円(前期比8.2%増)、営業利益は5億400万円(同42.1%増)、経常利益は5億8800万円(同34.9%増)、当期純利益は3億7700万円(同38.9%増)となった。

決算

経営成績に関する説明

スターツ出版は、「感動プロデュース企業へ」を経営ビジョンに、既存の出版社の枠にとらわれず「メッセージやストーリーの詰まったコンテンツとサービスで、新たな時間の使い方や、ライフスタイルを提案し、感動の輪を広げる」ことを目的に、紙や電子出版による雑誌、書籍、コミックの発行、女性向けサイト「オズモール」、小説投稿サイト「野いちご」等のWEBサイトの運営、メディア広告におけるソリューション提案およびそれに付随するイベントの開催、それらを掛け合わせたコンテンツ展開を軸に事業を運営してきた。

当期の経営戦略としては、「オズのプレミアム予約」シリーズの予約可能施設の拡充と新商品の開発、書籍・電子書籍の発行点数の増加や新規ジャンルの開拓などに注力し、事業規模の拡大を推進した。

以上の結果、当事業年度の売上高は47億800万円(前期比8.2%増)、営業利益は5億400万円(同42.1%増)、経常利益は5億8800万円(同34.9%増)、当期純利益は3億7700万円(同38.9%増)となった。

セグメント毎の業績は以下の通り。

東京マーケティングドメイン
東京圏で、オリジナルのマーケティング・モデルを創造するという戦略のもと「厳選店舗マーケティング」と「体験価値マーケティング」を軸に事業を展開。

売上高は32億1400万円(前期比1.4%増)、営業利益は3億5100万円(同48.8%増)とった。

投稿コンテンツドメイン
若年層向けの小説投稿サイト「野いちご(会員数:89万人)」と20代から40代の女性向けの小説サイト「Berry’s cafe(会員数:67万人)」の運営と書籍の発行を継続的に行なってきた。

当事業年度は、紙と電子書籍の編集体制の強化により安定的な発行点数の増加が実現したこと、電子コミックが順調に成長したことなどにより、販売売上が増加した。

また、新しい取り組みとして2018年2月より電子コミック人気作品の紙コミック化をスタートしており、売上は堅調に推移した。

上記の結果、投稿コンテンツドメインの売上高は14億9300万円(前期比26.5%増)、営業利益は2億3700万円(同17.2%増)となった。

関連サイト

スターツ出版株式会社公式サイト
2018年12月期決算短信〔日本基準〕(非連結)

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