サンリオ、海外事業の業績回復の遅れで減収減益 営業利益36億円 2019年3月期第3四半期決算

サンリオ

ピューロランドなど、テーマパーク事業は好調。中国や香港などアジア地域におけるロイヤリティ収入は堅調に推移も、欧米エリアが不調。

株式会社サンリオ(以下、サンリオ)は、2019年3月期第3四半期決算を2月14日(木)に発表した。当期連結経営成績については、売上高は436億2300万円(前年同期比1.2%減)、営業利益は38億1000万円(同12.6%減)、経常利益は45億8600万円(同2.6%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は30億1600万円(同21.3%増)だった。

決算

経営成績に関する説明

当第3四半期連結累計期間(海外:2018年1月1日~9月30日、国内:2018年4月1日~12月31日)の国内に関しては、テーマパーク事業が好調であり、特に東京都多摩市のサンリオピューロランドは、メルヘンシアターの「KAWAII KABUKI~ハローキティ一座の桃太郎~」、フェアリーランドシアターの「MEMORY BOYS~想い出を売る店~」、夏の「ピューロ夏フェス」、秋の「ピューロハロウィーンパーティ」が好調であった。

物販事業では、上半期に台風や地震による自然災害が相次いだことで、地域によっては、インバウンドの減少や一部地域店舗の営業休止などによる集客減少といった影響があり、店頭イベントの実施やプロモーションの展開により、国内需要の獲得に努めた。

一方の海外については、中国、香港・マカオなどのアジアにおけるロイヤリティ収入が堅調に推移した。欧米については、各子会社において回復に向けた施策に取り組んでいるが、業績の回復が遅れている。

また、親会社株主に帰属する四半期純利益に関して、特別利益にアメリカ子会社の固定資産に関するセールアンドリースバック取引が期前解約されたことに伴う、繰延収益の実現益による固定資産売却益5億円、投資有価証券売却益5億円、特別損失に投資有価証券評価損5億円、事業構造改善費用としてアメリカ子会社のリストラクチャリングに係る費用3億円などに加え、法人税など合計16億円を計上した。

以上の結果、売上高は436億2300万円(前年同期比1.2%減)、営業利益は38億1000万円(同12.6%減)、経常利益は45億8600万円(同2.6%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は30億1600万円(同21.3%増)となった。

セグメント毎の売上は以下の通り。

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関連サイト

株式会社サンリオ公式サイト
2019年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

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