スターティアHD、デジタルマーケティング事業の売上増で営業利益3億円 平成31年3月期第3四半期決算

「LESSER β版」や「WONDARFOR」など、AR関連サービスの新規ラインナップが好評。今後は海外への事業展開を強化。

スターティアホールディングス株式会社(以下、スターティア)は、平成31年3月期第3四半期決算を2月14日(木)に発表した。当期連結経営成績については、売上高は86億2400万円(前年同期比6.6%増)、営業利益は3億7800万円(同34.7%増)、経常利益は4億1500万円(同41.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2億6400万円(同45.1%減)だった。

決算 セグメント

経営成績に関する説明

スターティアグループは、顧客の「事業運営」「売上向上」「生産性向上」の3観点からサービスを提供するほか、企業価値向上のためM&Aや事業投資に取り組んできた。

グループの主力事業であるITインフラ関連事業ついては、約2万社超の中小・中堅企業の顧客基盤と強固なリレーションシップをはかり、顧客の事業運営に必要なITインフラサービスを提供することで安定的な収益拡大を担っている。

デジタルマーケティング関連事業とビジネスアプリケーション関連事業については、グループの新しい事業の柱として、デジタル化や働き方改革などにより、今後需要増加が見込まれる領域に対して、AR(拡張現実)やMA(マーケティングオートメーション)ツール、RPA(Robotic Process Automation)やクラウドサービスなどを提供し、顧客の「売上向上」「生産性向上」を支援してきた。

デジタルマーケティング関連事業については、アプリをダウンロードすることなく、WEBブラウザでARを実現できる「LESSAR(レッサー)β版」や空間認識ARを実現する「WONDARFOR(ワンダーフォー)」など、ARサービスのラインナップ増加で、幅広い顧客ニーズに対応することができた。

アトラス

「BowNow」に顧客へのマーケティングアプローチのシナリオをテンプレート化した新機能「ABMテンプレート」を追加し、複雑なシナリオ設計やスコアリングの設定が必要なく、マーケティングオートメーションの導入や活用ができるようになった。こうした機能拡充や積極的な営業活動により、「BowNow」の導入社数は2200社を突破した。

また、海外での事業展開の強化や国内外の成長企業への投資することで、さらなる事業拡大の機会創出を進めてきた。

以上の結果、当第3四半期連結累計期間における業績は、売上高は86億2416万円(前年同期比6.6%増)、営業利益は3億7832万円(同34.7%増)、経常利益は4億1519万円(同41.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2億6472万円(同45.1%減)となった。

関連サイト

スターティアホールディングス株式会社公式サイト
平成31年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2019年3月期 第3四半期 決算説明資料