ビリビリ、ソニー・ピクチャーズの子会社Funimationと業務提携を発表

ビリビリ

両社の作品獲得能力をいかして、アニメだけでなくジャンルにこだわらない良質なコンテンツを世界のファンへ届ける。

株式会社ビリビリは、ソニー・ピクチャーズの子会社であるFunimationと、アニメコンテンツ分野において戦略的に提携を行なうことを、3月23日~24日に東京ビッグサイトで開催された「AnimeJapan2019」にて発表した。

中国で人気の動画配信プラットフォーム「bilibili」を運営するビリビリは、2017年と2018年上半期に日本の新作アニメ201本を配信するなど、中国国内において最大の日本アニメ配信権利を獲得する企業。

Funimationは、ストリーミングサービス「FunimationNow」や、劇場配給を行なう「Funimation Films」などのサービスを提供するエンターテイメントスタジオ。「ファン至上主義」を企業理念に掲げ、最新技術で作成された没入型コンテンツの提供を目的に事業を展開している。

今回の提携によって、両社の作品獲得能力の強化や、IPの運用・開発、サービス地域の拡大など、両社で足並みをそろえてサービス強化に取り組んでいくとのこと。

本発表について、ビリビリ副社長兼COOの李旎(Carly Lee) 氏とFunimation会長兼CEOのゲン・フクナガ(Gen FUKUNAGA)氏がコメントを寄せた。

ビリビリ副社長兼COO 李旎(Carly Lee)氏
「Funimationは長年に渡る、日本産アニメーションの北米におけるビデオグラム展開・劇場配給経験を持ち、優秀な作品を多く世界市場に投入してきました。ビリビリとは非常に親和性が高いサービス機能をお持ちです。今回の提携により、互いの優位性を最大限に発揮することで、アニメーション産業のグローバル化をさらに推し進めることになると期待しています」

Funimation会長兼CEO ゲン・フクナガ(Gen FUKUNAGA)氏
「我々は、ビリビリと提携し、一緒に新しいアニメーションの開発と頒布をするチャンスを得ました。大変嬉しく思います。このコラボレーションは全世界のアニメーションの需要の推進とサービス向上に貢献します。市場に、刺激的な新しいアニメーションをただ発表するだけではなく、世界中のファンのそばへ届けることができるようになります。そして、それによって我々のサイマルダブ作品(ファニメーションでは日本放送の一週間後に、自社プロデュースの英語吹き替え放送を実施している)を放送する能力も大いに向上することができると思います。今日は、業界にとってもすべてのアニメーションのファンにとっても、本当に素晴らしい日になったと思います。」

関連サイト

株式会社ビリビリ公式サイト(海外サイト:英語)
Funimation公式サイト(海外サイト:英語)

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