日本BS放送、海外ドラマや映画などを購入したことで費用が増加 営業9億円 2019年8月期第2四半期決算

日本BS放送

「同居人はひざ、時々、頭のうえ。」「ガーリー・エアフォース」などの製作委員会へ出資。新施策としてアニソンライブイベントを開催。

日本BS放送株式会社(以下、日本BS放送)は、2019年8月期第2四半期決算を4月5日(金)に発表した。当期の連結経営成績に関しては、売上高は60億7600万円(前年同期比2%増)、営業利益は9億5300万円(同39.5%減)、経常利益は9億5400万円(同39.5%減)、親会社に帰属する四半期純利益は6億4600万円(同39.5%減)だった。

決算

経営成績に関する説明

日本BS放送は「質の高い情報を提供することで 人々に感動を与え 幸せな社会づくりに貢献します」を経営理念に、「豊かで癒される教養・娯楽番組と中立公正な報道・情報番組を発信し『価値ある時間』を約束します」という経営ビジョンに基づいて、良質な番組制作を行なってきた。

2018年10月に実施した番組改編に関しては、良質な番組制作による視聴世帯数の増加を目的に、歴史の定説や通説に現代科学のメスを入れ、歴史の新事実を掘り起こす「歴史科学捜査班」、フランス人の美術史家ソフィー・リチャード氏のベストセラー書籍から日本美術の価値を発見する美術館探索ドキュメンタリー「フランス人がときめいた日本の美術館」、居酒屋探訪家の太田和彦氏がうまい酒と肴を求めて全国を旅する酒場紀行番組「太田和彦のふらり旅 新・居酒屋百選」の放送を開始した。

アニメファンから根強い人気を誇る「ANIME+」に関しては、製作委員会へ出資した「同居人はひざ、時々、頭のうえ。」「ガーリー・エアフォース」「B-PROJECT~絶頂*エモーション~」のほか、約40タイトル以上のアニメ番組を放送した。

このほか、新施策として、人気アニソン番組「Anison Days」が文化放送とコラボレーションしたラジオ番組「Anison Days+(プラス)」を文化放送でスタートし、アニメフィルムフェスティバル東京2018と連携したアニソンライブイベント「Anison Days Festival」を実施。eスポーツ文化発展の支援を目的に「BS11cup全日本eスポーツ学生選手権大会」に主催などを行なった。

2018年11月11日には、「開局11周年イレブンの日」と銘打ち、eスポーツ大会における選手たちの熱い戦いの様子を届ける「BS11cup 全日本eスポーツ学生選手権大会2018」を放送した。

費用に関しては、レギュラー番組のさらなる内容充実と向上、これまでにない新しい施策を含んだ特別番組に対する制作費を集中的に投資しながら、厳選した海外ドラマや映画などの人気番組を積極的に購入したことで、番組関連費用が増加した。

また、番組宣伝や局認知向上施策として、全国紙・WEBへの広告出稿を戦略的に実施。首都圏主要駅への看板掲出やローカル局でのテレビCMなど、様々な媒体を活用した広告宣伝施策を積極的に行なった。

以上の結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は60億7600万円(前年同期比2%増)、営業利益は9億5385万円(同39.5%減)、経常利益は9億5491万円(同39.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は6億4694万円(同39.5%減)となった。

関連サイト

日本BS放送株式会社公式サイト
2019年8月期第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

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